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一話、アーリアの弟子と世界をアナスタシアの物にして行く方法

〔ダークローズ本部〕


魔人を増やす作業を魔人にしたシスター達に任せている間。


アスナとアイシアはアーリアに修行を付けて貰っていた。


「アスナ、あなたは確かに強いけど、あなたの剣はアリシアに教えられた守るための剣ね、それじゃ今のあなたの力は活かし切れない」


アリシアは世界を守る存在としてアスナを鍛えて来た。


しかしアーリアとしてはアスナは自分と共にアナスタシアの為の世界を作る存在となって欲しい。


そのために必要なのは敵を容赦なく斬り伏せ都市を壊す破壊の力だ。


「だからこそ今のあなたに相応しい戦い方を私が教えてあげるわ」


「ありがとうございます、アーリア様、必ず物にして見せます」


「ええ、期待してるわよ」


アーリアは今のアスナなら戦い方を変えるのも簡単であろうと思い指導を開始する。


「アイシア、あなたはいつも通りのトレーニングをしなさい」


「はーい」


アイシアはアーリアがアスナを指導する様子を眺めながらトレーニングを開始する。



〔エルグ王国、聖教会〕


アーリアの指導を受け始めてから三日後アスナはシスター達から成果を聞くため聖教会にやって来ていた。


内部は魔人が溢れており最早聖教会と言うよりは魔教会と言える場所である。


そしてシスター達はアナスタシアをアスナと同じく崇拝しているため魔教会と言う言葉は間違っていないと言える。


「成果を聞きに来たよ」


「お待ちしておりました、アスナ様」


魔人達はアスナとアイシアを見ると忠実に片膝を着いた。


「アスナ様とアイシア様からお預かりした魔瘴石は全て消費しました、つまりお二方がお渡しになられた数だけ魔人を生産出来たと言うわけです」


数日で全ての魔瘴石を消費し大量の魔人を作った。


このシスター達の働きはアスナとアイシアを満足させるものである。


「ふふっよく働いてくれたね、魔瘴石がなくなったのなら補充するよ、もっともっと魔人を増やしなさい、良いね?」


アスナとアイシアは大量に増やした魔人を各国の政府機関で暴れさせて制圧しこの世界を一気にダークローズの支配下に置くつもりだ。


そのためシスター達の働きは非常に有能であるがまだまだ働いて貰わなくてはならない。


「はっ、お任せを」


「うん」


アスナとアイシアは大量に魔瘴石を作り出すと転移してリング1のダークローズのアジトに帰還する。




〔ダークローズのアジト〕


アジトに戻ったアスナはエミーが早速近付いて来たので脚を組んでソファに腰掛けつつ彼女の顔を見た。


「何かあった?」


「特には」


まだまだダークローズの影響力が低いこちら側の世界。


アスナやアイシアがいない状態では大した動きは出来ないためエミーは動きはないとアスナの質問に答える。


「まぁそりゃそうだよね、と言うわけでこっちの世界でも本格的に動き始めるとしようか、手始めに世界を一つ手に入れるよ」


アスナは魔人が支配する世界を今から自分で作り出すのだと思うと自然と邪悪な笑みが浮かんだ。


「方法は?」


「あっちの世界でアーリア様やアナスタシア様がやってるやり方と同じだよ、狙うと決めた世界で魔人を大量に増やし内部から食い荒らすんだ」


この方法の恐ろしい所は魔人は魔瘴石を人間の女性に埋め込めば一瞬で製造出来数日もあれば世界一つ落とせるくらいの数を量産出来てしまう所だ。


アーリアを手に入れてからのダークローズの爆発的な侵攻スピードの上昇はこの方法を使えるようになったからと言う理由がある。


そしてアスナが率いるこちらのダークローズにも二人も大量に魔瘴石を作れる者が二人もいるためその侵攻スピードはダークローズ本体を上回る。


「遂にこちら側のダークローズも世界を手に入れるのですね!」


エミーは待ちに待った瞬間が来る!と喜ぶ。


「そうだよ、それじゃ始めようか」


取る作戦は同じ大量の魔瘴石を作り数日で世界を支配出来るほどの数魔人を量産する。


「はっ」


エミーが頷きそれを見た二人の大幹部は魔瘴石の量産を開始した。

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