十三話
〔サーストン家〕
アナスタシアを倒すためには皆でもっと強くならなければならない。
アリシアは自分が強くなるためにも歳下トリオの相手を纏めてして鍛えてあげていた。
「はぁはぁ…」
「くぅ…」
「強い…」
アリシアは三人を相手にしても圧倒してみせる。
現状このトリオは三人とも多数ある世界に住む人間や魔族の中でも上位の強さであるがそれでもセカンドオリジンを持つアリシアは飛び抜けた力を持つのである。
ちなみにトリオの中では強力な身体を持っていた頃にユースフィアであった頃のターニャが孕み産んだイースが一番強い。
「お疲れ様三人とも」
三人を相手にしつつかなり激しい戦闘をしたのにケロッとしているアリシア。
三人はそのケロッとしている様子を見て悔しいと思う。
自分達はアリシアを疲れさせる事すら出来ていないからだ。
「お姉ちゃんやっぱり強いよー」
「全く敵わないんだもん…」
「セカンドオリジンがあった時は同等に戦えたのになぁ…」
三人の中ではイースが特にアリシアとの差を悔しく思っている。
何故ならセカンドオリジンがあった時はアリシアと同等に戦えていたからだ。
今は全く敵わないためイースとしては出来た事が出来なくなっているため悔しい。
「私はあなた達三人ならセカンドオリジンがなくても私より強くなれると思ってるわ」
アリシアが三人が自分よりも強くなるかもしれないと思っている理由は。
アリシアはもう覚醒など出来ない上限に達していて後は修行で地道に伸ばすしかないが。
エレン達三人はまだまだ覚醒する可能性がある。
もしまだ三人とも数回覚醒する余地を残していたとすればインフィニティシステムを使っていないセカンドオリジンのみを使っているアリシアより強くなる可能性は十分にあるのだ。
ちなみにインフィニティシステムを含めると同等のシステムを使っている者以外は勝ち目などない魔力切れがないと言うだけでも強すぎるのだ。
「私達がそんなに凄く?」
イースはアリシアの言葉を聞いて自分の手を見る。
「うん、十分にあり得る、だから頑張って行こう!」
「うん!」
エレン達はアリシアの言葉を聞いて腕を振り上げると修行を再開する。
修行を終えてアリシア達は中庭でお茶を飲んでいる。
「そう言えばお姉ちゃんの格好っていつ見ても思うんだけど悪の女首領か幹部みたいだよね」
漆黒の衣装である魔族服。
着ている姿はエレンやルミナから見てもどう見ても悪の女幹部である。
「良いでしょ、凄く動きやすいのよあの格好」
「魔王用の服だもんねぇ」
エレンも実に動きやすいと思っているため魔族服の評価は高いのである。
アリシア達はお茶をしつつ自分の装備のいいところを語り合うのであった。




