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第七〇段 草の花は(上)

 草の花は、なでしこが「おかし」。唐なでしこは、さらに「おかし」。やまとなでしこもめでたい。


 女郎花(おみなえし)に、ききょう。菊のところどころ霜に当たって色の変わっているもの。かるか、りんどうが、枝は葉がごちゃごちゃしてよくないけれど、他の花はみな、枯れてしまっているのにたいそうはなやかな色合いで咲いているところが、おもしろい。


 わざわざ取り立てて人に知らせるほどでもないが、かまつかの花は可憐な様子である。名前がよくない。雁の来る花と、文字では書いてあるが。


 かるいの花は、色は濃くないが、藤の花とよく似ていて、春と秋に咲くのがおもしろい。つぼすみれも、同じようである。


 年をとると、押し花にするのも気が進まない。


 しもつけの花もおもしろい。


 夕顔は、朝顔に似ているので、名前を続けて言うのであろう。「おかし」というのが当然の花の姿であるのに、実の方はにくらしく、まったく残念だ。なぜ、そんな風に生まれついたのであろうか。せめてほうづきのようであればいいいいのに。それでも、やはり、夕顔という名前はおもしろい。

花は、色や枝の様子も大事だけど、よい名がついていることが、清少納言にとっては、一番大事だったようです。

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