↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
447/499

第二八〇段 三月ばかり物忌しにとて(下)

 (物忌で退出していたら、定子様のお言葉を宰相の君が書かれた文が来て、早く帰れとおっしゃられたのだが、)


 申し上げるべき言葉が浮かんでこないのは、いかがすべきか。


『 雲の上も 暮らしかねける 春の日を 所がらとも ながめけるかな

(雲の上にお住まいである定子様でも、暮らしかねていらっしゃるとは。この春の日を暮らしかねるのは、この地の眺めが悪いらだと思っていましたが、違いました。定子様がいらっしゃらないからでした。)

 わたくしには、今夜の内にも、かの少将(物語の登場人物でしょうが、どの物語か不明)になってしまいそうです。』と御返事を申し上げた。

 

 そして、暁に参上すると、

「昨日の返しの、『暮らしかねける』と詠んでいたのは、ひどく憎らしいことです。女房達が皆、ひどく非難しました。」とおっしゃられた。とても情けなく、本当にその通りだと思った。


(『暮らしわずらう』と、『暮らしかねける』では、重さが違いますね。他の女房達が怒るのも、もっともです。)


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。