表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
435/480

第二七一段 成信中将は(その7)

 風などが吹き、荒々しい夜に男が来れば、頼もしくて、「おかし」の人だと思うであろう。


 雪の日に来る男こそ、格別である。直衣(なおし)は言うまでもなく、狩衣や蔵人の着る青色の上着が、たいそう冷え冷えと濡れている様は、とても趣がある。たとえ六位の着る緑衫(ろうそう)であっても、雪に濡れているのならば、憎く思うはずがない。


 昔の蔵人は、恋人のところに青色の衣を着てやってきて、雨に濡れて袖を絞ったという話を聞いたことがある。今では、昼でも青い衣は着ないようだが。ただ緑衫(ろうそう)だけ引き被っているようだ。


 衛府の役人の着ている衣は、ましてとても「おかし」と思えるものであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ