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第二六三段 下襲は から 第二六五段 檜扇は まで

第二六三段 下襲は


 下襲(したがさね)は、冬は、表は蘇芳(すおう)(むらさき)で、裏は紅打(べにうち)躑躅(つつじ)が、趣深い。表裏ともに練った(べに)掻練(かいねり)襲、表は薄茶色で、裏は赤色の蘇芳襲もよい。


 夏は、二藍(ふたあい)(二種の染料を使っての重ね染め)、表裏ともに白の白襲(しらかさね)が趣深い。


第二六四段 扇の骨は


  扇の骨は、(ほお)の木がよい。色は、赤、紫、緑がよい。


第二六五段 檜扇は


 官人が持つ檜扇(ひおうぎ)(板張りの扇)は、無地か唐絵の物がよい。


(清少納言は、衣装や持ち物それぞれに言いたいことがあったようです。女房達の話題にもなるので、「今日は下襲を話題に盛り上がりましょう」という感じの話題提供になったのかな、と思います。)


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