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第二五六段 関白殿、二月十日のほどに(その13)
差配する宮司が、たいそう不都合ですね。また、なぜそのような。新参のものならともかく、右衛門などは、自分を乗せるよう言えばいいのに。」などとおっしゃる。
「そうはおっしゃても、どうして我勝ちに先走って乗ることができましょうか。(そのようなみっともないことなど、できません。)」などと申し上げるが、我勝ちに乗った女房は、憎らしいことを言うと思って聞いているであろう。
「我勝ちに乗って、守るべき順序を守らなかったのも問題だが、このように最後に乗ってくるのも賢いとはいいがたい。定められている順序に従って品位を持って行動するのがよいであろう。」と、不快に思われたようである。
「車から降ります間が、待ち遠しく、苦しかったのでございましょう。」と、取りなして申し上げた。
(集合場所が、校庭で、10分休憩の間に移動するときの昇降口の混雑はひどかった。そして、混雑が収まるのを待っていて、整列に遅れるとしかられる。理不尽だと思ったことを、ふっと思い出した。)




