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第二四〇段 にくきもの、乳母の(二六段とほぼ同じ)

 憎らしいのは、なんといっても乳母の夫である。


(乳母は、赤ん坊に乳を与えてくれる人だから、当然夫と赤ん坊がいる。そして、当然、世話される赤ん坊が一番なつく相手である。)




 赤ん坊が女の子である場合は、夫は女の子には近づかないから、まあ良い。赤ん坊が男の子だと、自分のものであるように行動し、付きっ切りで世話をし、ちょっとでもこの男の子の気持ちに背く人があれば問い詰めいちゃもんをつけ、相手を人間とも思っていないありさまである。




 こんな様はひどいのだが、これをいさめる人がいないのをいいことに、得意になって万事取り仕切ったりするのが「にくし」。


(なぜ、ほぼ同じ文がまた載っているのかは、不明です。)

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