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第二二七段 日は から 第二三〇段 雲は まで
第二二七段 日は
日は、沈んでしまった山際に、光だけはまだ残っていて赤く見えているところに、薄黄色の雲がたなびいているのが、たいそうしみじみと趣深い。
第二二八段 月は
月は有明の月が「おかし」。東の山の端に、細い月が出ているころが、しみじみと趣深い。
第二二九段 星は
星は昴(おうし座にある散開星団)。彦星。明星(明け方に見える金星)。夕づつ(日没後に見える金星)。これらが「おかし」。よばい星(流星)は、尾さえなければ、もっと素晴らしいのに。
第二三〇段 雲は
雲は、白、紫、黒の雲がしみじみと趣深い。風が吹いているときの、雨雲も良い。




