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第二二四段 岡は
岡は、船岡が「おかし」。
船岡の ともべに立てる 白雲の 立ち別かるるも あわれとぞ思う(古今六帖)
ともおかは、笹が生い茂っているのがおもしろいことである。
この笹は いずこの笹ぞ 舎人らが 腰に下がれる 鞆岡の笹(神楽・採物歌)
かたらいの岡。人見の岡もおもしろい。
手もふれで 今日はよそにて かえりなん 人見の岡の まつのつらさよ(住吉物語)
(「岡」は、無理に集めたのでは?と思われるような。古今六帖にある歌は、よく出てきて、清少納言はよく覚えているなあ、といつも感心しているのですが、神楽や物語からまで引っ張ってきているのは、ちょっと珍しいと思いました。葉月)




