勇者様、ご案内です。
勇者が、魔王城に来た。そして目の前に勇者が…
「本当にいけるんだよね?」
ハルダに、耳打ちで聞いた。
「らしい…です。」
「らしいやめて」
そんなことを話していたら
「魔王、僕を呼んだ理由はなんだ?」
さすが勇者、結構な美形。黒髪にアジア系の顔立ち。
「わ、ワーオ、アメージングか、カモンユーシャー」
恥ずかしいけど、よく言ったと思う。
「……は?……ふざけているのか?」
そう言い勇者は剣を抜いた。
「戦うつもりはないんだ。ただ…勇者と、私以外席を外してくれ。」
そしてハルダは席を外した。
部屋が暗くなった、周りが見えないほどに。そして、私だけライトアップされた。その姿はベットのうえに黒色の紐下着をつけた少女、そう私だ。なんて破廉恥な姿…。サキに言われた通りしたけど本当に成功するのか?
「・・・」
勇者と目が合い謎の沈黙。
「ラースになんてものを見せる!」
剣が…喋った。そして剣はフェイスが持っていた。
「な、何をする!?離せ!」
勇者がハッ!としたような顔でこちらを見た。
「な!剣が。」
「何が…目的だ…?」
台本通りに、台本通りに…
「わ、私とた、楽しい夜を…す、過ご、過ごさない?」
「・・・」
またもや沈黙。答えは沈黙、ととらえていいってことかな?
「そんなことよりこれについて聞きたい。」
そんなこととは何だ。頑張ってるのに!
そして私は勇者の手にあった紙に目を通した。それは私が書いた手紙。
「この手紙の名前、漢字…だよな?」
「な、なぜそれを!?」
漢字、そうそれは私の元いた世界の言葉。しかし、この世界とは違う言葉。
「もしや、日本人…?」
「あぁ」
勇者は私と同じ異世界人だった。




