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優女魔王〜魔王なのに優しさで世界を救う。  作者: しすは


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3/7

魔族の最強になる。

 ブラックな生活してたら、私は10歳になってた。そして人族との戦争の休戦は終わってしまった。

 そしてこの日。

「――さすがです。魔王様」

「やった!」

 とうとう四天王の一人、ガシラに勝った。さらに、猛毒も呪いも無効化できる。いわゆる《状態異常無効化》を取得した。

「では次の修行にいけますね。」

 こ、これは……「我は四天王、最弱…」的なやつ!?これよりも強い人がたくさんなんて。

「我は四天王のなかで最強です。魔王様は、全ての魔族に勝てます。」

「――え?」

 魔界最強よりも強くなってしまった?

「次は…」

 私があっけにとられていたときだった。

「魔王様〜!アタシが教えますね〜♥」

闇から突然、現れたのは四天王のだった。

「確か、四天王のサキ?」

「正解〜♥、覚えていてくれたんですか〜?」

 その姿は黒髪にツインテール、悪魔のような羽と翼、そして紫に光る眼球。

 そう、前世で見た〈サキュバス〉だった。

「何を教えてくれるの…?」

 サキは戦場で、《死の指揮者》と言われていると聞く。どんなことを教えさせられるのか…。

「アタシは魔王様を男と寝られるようにします。」

「……へ?」

 寝られるように。それはあんなことやこんなことをするっていうこと!?

 前世ではそんなことやる暇がなかった。だから興味がないわけではないんだけど…

「拒否する。」

 サキは手をクロスさせてバツを作った。

「勇者と寝るかもしれないので必要す〜♥」

「あ、顔が嫌なら、好みの顔に変えられますよ」

「そういうことではなくて、それはいいから交渉とかを教えてほしい。」

「え〜?簡単ですよ〜、ただ、《チャーム》服従、寝る。だけです。」

「チャーム以外の方法を教えてほしいの」

 そんな話をしたらサキは折れた。

「わかりました〜、では寝るのは14歳からです〜。」

 14歳になったら何が起きるのやら。

 その日、ハルダとの勉強の時間で言われた。

「魔王様、もう魔王様は全教科満点です。」

 まあ、5歳から勉強してたら頭は良くなる。

「次は魔法を教えます。」

 魔法…魔法…前世ではありえない力。けどここでは当たり前。

「魔法の内容から、魔法とは使用者の魔力を使って火を出したりするものです。まあもう使っていたので知ってると思いますが。」

 指の先に炎を出してみた。まあ、本読んで身につけたし。

「なので私が教えるのは大魔法です。」

「大魔法…?」

「何人かで協力して大きな魔法を作るんです。超一流になると一人でできるようになります。まあ見ていてください。」

 力をためた。

「ゼウスよ、我れに力を与えよ。《サンダーシャワー》!」

 何本もの雷が一点に鳴り響いた。

「これが大魔法です。私が支援するので使ってみて――」

 そんなことしらん、試しに詠唱してみた。

「サンダーシャワー」

 ハルダと同じ、いやそれ以上の赤い雷が降り注いだ。

「こ、これは……詠唱の短縮、そして先代魔王にも匹敵する魔力。本当に魔族を救ってくれそうですね。」

 もしかして、『また俺、何かやっちゃいました?』展開?

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