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世界の主(ワールド・プリマリー)の子供達・Ⅶ
レヴィの屋敷を出て、公園の椅子に座り、サルサディアは星空を見ていた。
『──相変わらず、嫌味を言うのが好きな男よね、〝私たちより子供〟のくせに』
「お前には言わねえじゃん」
脳裏に響いてくるアーヴィーの声にサルサディアが言うと『まあね』と返事が返ってくる。
『ところで……まさかとは思うけど、野宿する気?』
「レヴィの所にはローゼンがいるもんよ」
『えー!? 本気なわけ!?』
直接、響いてくる声なために、サルサディアは耳を抑えた。
「あと数時間もしたら、朝になるんだから、我慢しろよ」
『………………わかったわよ』
渋々、といった感じにアーヴィーは言う。
「────……」
星空を見つめたまま、サルサディアは昔の記憶の断片を思い出す。
『──いつでも、どこにいても、お前たちを見守っているよ。お前たちは世界の宝。世界そのものと言っていい存在なのだから』
そう言ったのは〝世界の主〟と呼ばれる存在。
『愛しているよ……アーヴィガイヌ・リーティノア、そしてサルサディア・フィリアーラ。我が子供たち──……』
世界の主の姿を思い出しながら、サルサディアは双眸を静かに閉じた。




