表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/24

世界の主(ワールド・プリマリー)の子供達・Ⅵ



「二百年で50個も集めたんだぞ。あの男は邪魔してくるしっ。傍観してるだけの、テメーに文句言われる筋合いはないね!」



 ソロモンの数は合計──七十二。

 それは〝ソロモンの精霊〟に由来している数字だ。

 かつて──精霊や神獣、天使や悪魔が地上にいた時代があった。

 その時に「魔術師ドルイド」に属していたソロモンという錬金術師がおり、彼に仕えていたのが七十二の精霊──後に〝ソロモンの精霊〟と称されることになる悪魔たちだった。

 ソロモンの名はソロモンの精霊の名を与えられている。だから、七十二存在しているのだ。

 今はもう、精霊などは別次元におり、召喚ぶことができるのは「魔術師」のみだ。



「あの男が邪魔してくるのは当然だろ。ソロモンを預けたことといい、ちゃんと考えて行動しろ。子供じゃあるまいし」



 瞬間、サルサディアは椅子から立ち上がり、部屋から出て行った。



「……ローク」

「なんだ。俺は間違ったことは言っていない」



 諫めるように名前を言われ、ローゼンクロイツはレヴィを見た。









「──どちらへ?」



 玄関の扉を開けたサルサディアに聞いてきたのはウィルカ。



「ここでの用事はすんだから、帰るんだけど」

「外は真っ暗ですが……」



 時刻は夜中の三時に近い。サルサディアは「別にいいよ」と答え、出ていってしまう。



「……ウィルカ、心配する必要はない。彼らにはソロモンがいるし、なにより〝世界が〟彼らを守るからね」

「はい」



 主の言葉に頷き、レヴィの後ろに立っているローゼンクロイツに視線を移す。



「なにか言いたそうだな」

「彼らのことを任されたのは貴方でしょう」



 その言葉にぴくりと、ローゼンクロイツの眉が動く。



「おやめ、ウィルカ。とにかく、彼らのことは放っておく。君も今夜は泊まるだろう」



 ローゼンクロイツは無言で去り、レヴィは彼の後ろ姿を見つめながら、大きな溜め息を吐いたのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ