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元幹部vs現幹部

注意!!

この作品はR15です。

グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。

「ド……ク……?」

ソウルは背から感じる違和感から、自身に注入されたのが毒と感じ取った。

「蜘蛛貴様ッ!!」

サニーは蜘蛛に襲いかかる。

蜘蛛がモチーフなだけあり、身軽な動きでサニーを惑わせる。

しかし、ソウルが動いた。

「サニーさん、そのまま引き付けてください。」

ソウルは矢を構える。

「出来るか…?」

「出来ます。」

ソウルは感覚で蜘蛛男の位置を見る。

しかしそれではサニーに当たる危険がある。

そこでロッドが蜘蛛男に飛びかかった。

「まて!!ロッド!!」

ロッドは蜘蛛男の腕をロック。そのまま関節に棒を差し込み、完全に蜘蛛男を取り押さえた。

……はずだった。

なぜか棒が溶け始める。

だがおかしい、棒は鉄だ。

「硝酸か硫酸ですか……」

明らかにロッド対策。

「ロッドさんの事を伝えられている……!?」

恐らくソウルに使わなかった理由ら毒でジワジワ体力と精神力を削るためだ。

「甘いですね。要らないことまで教えられているのですか。」

ソウルは矢を構えた。

しかし矢にはランタンの燃料が縫ってある。

ソウルはマッチを取り出し、矢に火を付けた。

矢が放たれる瞬間、誰もが見とれた。

揺ら揺らと揺れる炎、眩い光、飛び方など、千咲は魅入った。

(ザッッ)

矢は蜘蛛男の頭に刺さり、瞬く間に燃え上がった。

「すご……」

千咲は今更ソウルの強さに魅了された。

先生はというと、すでに別の部屋に行き、からくり人形達のとこに戻った。

「ソウル、背中は?」

「かなり深いですね。」

ソウルは糸と針を取り出した。

「千咲さん、この針で私の背中を塗ってくれませんか……」

「!?」

千咲は戸惑った。

そりゃそうだ。

「え……???」

「早くしてください……」

「やらないとダメェ…?」

千咲は震える手で針をソウルの背中に針を……

「ハァ…ハァ……ハァ……」

「ありがとうございました。包帯は自分で巻きますので。」

「もう2度と裁縫はやらない……」

千咲の手にはまだソウルの背中を針で刺した感触が残っていた。

「さっさと鍵開けて、中入ろうぜ」

「慌てるな。勢いよくドア開けてボスにバレてもアレだ。慎重にいけ。」

「慎重〜」

サニーはドアを開け、中を確認した。

また廊下だ、この光景がしばらく続いている。

「進展なしか……」

「早く行ける構造はあるが、早く行ける道はボスと蜘蛛男しか知らない。

よっぽど蜘蛛男を信用してたんだろうな。」

「とりあえず先に……」

その時だった。

(ガチャ)


「!?」


(ガチャ……

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!!!)

「先生だ……早く走れ!!」

(ドゴォ!!)

後ろのドアが割れ、血眼で先生が千咲達を睨んだ。

ソウルは痛めた背を抑え、唾を飲んだ。

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