攫われた。
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
「待て!!ロッド!!」
「待てと言われて待つやつがいるかァ!!」
ロッドは壁画やランタン、飾りなどを次々に棒で落とし、サニーを妨害しながら逃げた。
(クソォ……通路の広さもあるが、障害物がとにかく邪魔だ。)
「これやるよォ!!」
ロッドはそういうと、近くにあった電球を手にとり、サニーに投げつけた。
「まずいッ!目が……」
「あばよッ!!」
「クソがァァ!!待ちやがれェ!!」
「だからァ、待てと言われて待つやつがいるかァ!!」
ロッドはどこかに逃げ隠れた。
「どこ行った!!?」
すると、千咲達が戻ってきた。
「サニー、ロッドは?」
「隠れたッ!!近くの部屋を探せッ!!」
「待ってくださいサニーさん。ここは一旦待ってください。」
「なぜだ?」
「このまま散り散りになったら1人づつ殺られます。この4人で固まって行動しましょう。そうすれば鍵のかかった部屋に万全で行けます。」
「もう1人の幹部もいるからね。」
と会話していると異変にきずく。
「……あれ、ヴァレは?」
「ん?千咲、ヴァレに呼ばれて部屋に来たんじゃないのか?ていうか鍵は?」
「鍵は落ちていましたよ。」
「私は物音が聞こえたからサニーのとこに来ただけだよ?」
「まさか……攫われたんじゃあないよな?」
「ウソでしょ?!」
「ヴァレに限ってそんなことありますかね……」
「マジか、1人欠けちまったってことかァ!?」
「まだもう1人の幹部にも会ってないのに……すごくまずくなってきました。」
「とりあえず、早く探すぞ!!」
数十分ヴァレを探したが、それでも出てこなかった。
「ヴァレは攫われた……多分そうだ。」
「つまり鍵がかかった部屋に先に進んでヴァレを取り戻す!!……ってこと?」
「ミッション1つ追加ってことですか……」
ソウルはまだ何も出来ていない。ヴァレ奪還だけは自分がやりたいと思った。
ヴァレが腕を掴まれただけで見せたあの表情、あれからあまりヴァレとは喋れていない。
……ソウルはヴァレに謝りたいのだ。
謝って、過去に何があったのか知りたかったのだ。
ソウルは賢い。ヴァレの表情で深い過去があったことなんて嫌でもわかった。
ソウルが、ソウル自身がヴァレを取り替えさなければいけないと思った。
「鍵のかかった部屋に行くぞ!!」
「わかった」
「ヴァレをこれから奪還します……まだ死なせたくない……」
「さぁ、確かこっちだ……」
そのとき、サニーは見た。
あきらかに風貌が只者では無い、片目に眼帯をした者を。
「お前はだ……」
(お前は誰だ)と言おうとした直接、サニーの顔スレスレでソウルの矢が放たれた。
「ふん……」
男は矢をノールックで避け、不敵な笑みを浮かべてもう片方の目を光らせた。
サニーはなぜか自身が死ぬ様子が頭に浮かんできた。




