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ヴァレと、パル

注意!!

これはダークファンタジーです。

ヴァレは学校に行っていた。

とはいってもカラクリ人形の中で育てられたため、大の問題児で、カラクリ人形達とタメを張り、腕をバキバキ折っていた。

そんな時、新しい生徒が学校にやってきた。

ヴァレと同じ「人」で、女性だった。

ヴァレはすぐにそいつをイジメようとしたが、さきにカラクリ人形達がそいつを囲み、リンチにしていたため、生意気だと思いカラクリ人形達を一網打尽にした。

女性は礼を言い、自己紹介をした。

名前を「パル」と言った。

パルはいつもヴァレにくっつき、ヴァレの腕に掴まっていた。

ヴァレの初めての友達だった。

とある日、ヴァレとパルは食堂で少し揉めてしまい、パルを突き飛ばしてしまった。

パルは「ヴァレなんて大嫌いだ!!」と言い放った。

元はと言えば普通にヴァレが悪かったのだが、ヴァレは冷たく「そもそも好きでも嫌いでもないさ。」と言い、その場を後にした。

しばらくして、パルはヴァレに「……ごめん」と謝りに言った。

ヴァレはめんどくさかったため、「なんのこと?そもそも今日喋ったの初めてだよね?」と言った。

「こっちからせっかく謝ったのに……もういいよ……」

「なにが?何がいいの?僕は別に今日初めて喋ったのになんで『もういい』なんて言われないといけないんだい?」

「だから、もういいって言ってるでしょ!?」

パルはヴァレを突き飛ばした。

「なんだよ!!なんで僕が…突き飛ばすなんて酷いだろ!?」

ヴァレは声を荒らげ、パルを怒鳴りつけた。

「……もう関わらない」

パルはどこかに行ってしまった。

それで最後だった。

次会ったのは、冷たく横たわったパルの死体だった。

首が掻っ切られており、すぐに蜘蛛女だと理解した。

ヴァレは酷く後悔し、女性に触られることすら苦手になってしまった。

それも、この世界じゃ人が少ないため、久しぶりに女性に、ソウルに触られた時、そのトラウマが、パルの死体が転がってる光景が頭に浮かんでしまい、ソウルを拒絶してしまったのである。

ヴァレはそのことが頭から離れずにいた。

(最近忘れていたのに……)

思い出すたびに、死体の生々しい感触が頭に響く。

「おい、ヴァレ」

ヴァレはハッとした。

しばらくボーっとしていたのだ。

「あそこの部屋を確認してきてくれないか?こっち側は俺らで見るから。」

「あぁ…わかった……」

ヴァレはその部屋を見に行き、奇妙なものを見た。

写真だ、その写真はズラリと何枚も並び、人の顔が撮られていた。

……パルの顔もあったのだ。

ヴァレは確信する。

これは学校のカラクリ人形以外の生徒(人)だ、自信の写真もある。

ヴァレは舌打ちをしたあと、自信の写真をビリビリに破いた。

自信に腹が立っていたのだ。

すると、写真を取ったところに明らかにほかの壁と材質が違うものが出てきた。

まさかと思い、そこを押すと、隠し扉が動いた。

ヴァレは中を除くと、そこには横たわっているロッドを発見した。

関節技でしめてもいいが、起きられると厄介だと思い、扉をしめた。

するとサニーが入ってきて。

「鍵のかかっている扉を見つけた。」

と言われた。

サニーはロッドのいた部屋を確認すると、近くの壁に鍵がかかっていた。

隠密行動が得意なヴァレは、息を殺し、部屋に入っていった。

部屋全体はただの部屋で、机と椅子、棚が2つ置いてある。

ロッドのすぐ横に棒が置いてあり、棒を取るのはかなり厳しいことがわかった。

ヴァレは鍵に手をかけた。

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