表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
露程も知らない幻想組曲  作者: 熱帯長草草原地帯
第四章 トラシ町
21/106

皆に見つめられ

「どこから話せば良いか……」


 皆に見つめられて困った俺にノアタが助け舟を出してくれた。


「僕たちとはぐれた後から話してよ。」


 霧に視界を遮られうろを見つけた所から話し出す。皆からの質問を受けながら帰ってきた所まで話し終えた。


「なんだそれ、嘘だろって思うな。峰司(ホウジ)が居なければ。」

「う~ん不思議だね、あとこっちは雨降ってないよ。」

「えっ?あんなに凄い雨だったのに?」

「えっと、(さいかち)国はヒダッカさんの来る朝まで雨降ってたよ。静かな雨だったけど……」

「どう言うことだ?」

「まぁそこは良いよ。で、試練の泉に行くの?」

「ああ、良い依頼が有れば受けたい。」

「急ぐの?」

「そうだな、雪で森へ入れなくなる前になんとかしたいと思ってる。」

峰司(ホウジ)~帰るときは俺が一緒に着いていってやるよ。そんでこっちが暖かくなった頃に帰ってくるよ。」

「「僕も!!」」


 ヒボラの言葉にノアタとロイまで声を揃えて一緒に行きたいと言う。


「はぁ……お前ら俺の話しちゃんと聞いてたか?最悪もう2度と帰ってこれなくなるかも知れないんだぞ?」

「う~ん。」

「でもさ、フローライトがいっぱい有った方が帰れる可能性高くない?全部が白くなっちゃうとは限らないんでしょう?」

「例えば行き来するのに回数制限が有るとしたらどうだ?ヒダッカの分で峰司(ホウジ)も一緒に来れたと言うことは……同行人数が増えると回数も増えるんじゃないか?」

「どうかな……」


 口々に可能性を話し出すがどれも正しいかは分からない。


「まぁまぁ、帰るときの話はまたその時にしたら?精霊の神殿で神官様に聞いて見るのも良いんじゃないか?」


 父さんの意見以上に良い案も浮かばず今日はもう休む事にする。

 ヒボラがこれから呑もうと言い出したが、ノアタに連れられて帰っていった。

 峰司(ホウジ)は自分より背の高いロイが年下だと分かり落ち込んでたな。

 明日はギルドに行ってみるつもりだから、早く寝ようと解散した。


 ……ベッドに座りホッと息をついた。

 なんかすごい疲れたな。

 寝る前にやっておかなくちゃ。

 父さんから渡された日記を書いてみる。

 色々な事を経験しておいで、そして父さんと母さんへ教えておくれって。毎日じゃなくても良いとも言われた。

 日記に何を書けば良いのか分からなかったけど……パイが美味しかった。とかも書いた方が良いかな……眠い……

 すうぅ……すぅ……すぅ…………


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ