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第一章第二節、恋
昨日、中嶋くんが木戸くんを連れて行ってから、木戸くんはどこかに行ってしまった。
戻ってきた中嶋くんは、何だかソワソワしてる。
何かあったのかな。
「心配だなあ…」
机にうつ伏せながら項垂れた。
「あー…木戸のこと?」
親友の沙耶がスマホを弄りながら訊ねた。
「そうそう!中嶋くんの様子も変だし、二人の間で何かあったんだよ!」
木戸くんの荷物は、学校に置きっ放しだ。
「木戸なら大丈夫でしょー。あいつは何されても全然応えないし」
沙耶は木戸くんと同じ中学校だったこともあり、私よりは木戸くんのことを知ってるんだろうけど
「うーん…やっぱり心配…」
「じゃ、いっそ家行けば?」
「沙耶ぁ!」
急すぎるよ!
「ここ、木戸の家。」
なんで住所知ってるの!
沙耶は、LINEで木戸くんの家の住所を送ってきた。
沙耶の突然の行動に戸惑っていると、それを察したのか、沙耶が後押ししてきた。
「もし本当に木戸に何かあったらさ、逢架があいつを助けてやってよ」
「ね」




