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ダラダラっと第二十七回!

「気持ちだけ…先行させても…上手くいかないとは言うけど…あれは本当だね…気合いだけじゃ…体力は補填できません…」


 町へ辿り着いた時、私はすでにへとへとになっていた。何かもう色々台無しだよね…


「トワ…俺が伝えに行くから少し休んでていいぜ?」


「気持ちは…嬉しいけど…私も…行く…」


「…そうは言うけどさ、どう見ても」

「二人だけか?他のメンバーはすでに戦闘中なのか?」


 そう声を掛けて来たのは…


「アルバークさん!大変なんです!!」


「ど、どうしたんだ!?よく見たら、そんなに息も絶え絶えに…まさか、ルーファスたちに何かあったのか!?」


「そうなんですけど、違うんです!!実は!?」


 急いで伝えようとし過ぎたようで、まだ息も整っていないのに叫んでしまい、途中でむせると言う大失態をおかしてしまった。早く伝えないと…!?


「トワは息を整えておけよ、俺が伝える!アルバークさん、実は思った以上に深刻な事態だったんだ」


「どういう事なんだ?」


「屋敷を見張ってた連中が見たのって…小型の魔物が多かったんだよな?」


「そうだ、だから我らと君たちが力を合わせればきっと…」


「違ったんだよ!それは、本当に先兵みたいなものだったんだ!その後に、ドルイドラビットとかの大型の魔物が控えていたんだよ!!」


「ドルイドラビット!?ど、どれくらいの数が…!?」


「正確には分からない、俺たちも全部見たわけじゃないし…慌ててそれを知らせに来たんだからな…」


「そ、そうか。いや…まさか!?ルーファスたちは今…?」


「その通りです、みんなが町へ行かせないために必至に戦ってくれています!!」


「トワ、もう平気なのか?」


「うん、ありがとうハルト君。焦り過ぎると碌な事がないと学んだよ…。それより!大型の魔物と戦った経験のある人はどれくらいいるんですか!?」


「いや…私も含めて誰もいないんだ…。この辺りだと、ドルイドラビットなど滅多にお目にかかれないからな。ルーファスたちは簡単に倒して見せたが、あれは普通じゃないんだぞ?」


「それくらい分かっています!それでも、4人であんなにたくさんの大型の魔物と戦い続けるなんて!?」


「トワ!!自分で言ったばかりだろ!!落ち着け!!」


「ご、ごめん…でも、こうしている間にみんなに何かあったらと思うと…」


「…分かった、俺が行こう。他の皆は、町の人たちの避難誘導にあたれ!!」


「無茶です!?アルバークさんに何かあったら、我々警備隊をまとめる人物がいなくなってしまいます!!」


「だが、死地に家族のために戦っている者たちを連れていくわけにはいかないだろう?」


「それなら、アルバークさんだって!?」


「やめろ、アルバークさんが本気で覚悟を決めたら止められるわけがないだろ?」


「ダギーラさん!?しかし…」


「俺がついて行くよ、それで我慢しろ」


「ダギーラさんが!?」


「ダギーラ…しぬかもしれないんだぞ?」


「アルバークさん、俺は他のやつらとは違うんですよ。俺が警備隊をやってるのは家族のためじゃない…大恩のあるあんたに少しでも恩を返すためだ。だから、アルバークさんがし地へ赴くって言うんなら、俺はついて行く。それだけは譲れない」


「…何と言ったところで聞く耳持たないって顔だな」


「分かっているなら何も言わないで下さいよ?」


「…分かった、ダギーラが来てくれるなら心強いからな。だが、付いてくるなら条件がある。絶対に無駄じにだけはするんじゃないぞ!」


「するわけがないですよ、アルバークさん。まあ、正直な所…アルバークさんのためだけじゃないですよ。そこにいるトワ…女神様は、この町のために頑張ってくれました。そして、今も女神パーティーは住人でもないのにこの町のために頑張っている。それなのに、この町で身体を張るのがアルバークさんだけじゃ筋が通らないでしょう?」


「全くお前は…義理堅いのも大概にしないと命を落とすぞ?」


「それはアルバークさんの事じゃないんですか?」


「ははっ、そうかもしれんな?」


 何か入り込み辛い二人の世界作っているけど…


「男同士で何気持ち悪い世界作っているのよ?」


「気持ち」

「悪いっ!?」


「ああ、もう!時間が無いんでしょ!さっさと動きなさいよ!!間に合わなくなったらアンタらホモ達のせいよ!!」


「「ホモ!?」」


「あの…セフィラさん?さすがに言い過ぎでは…」


「良いのよ!今は一秒を競う事態なんでしょ?だったら、鬱陶しい男の友情になんて時間を使ってられないわ!!」


「あはは…さすがセフィラさんと言っていいのかな?」


「よし!じゃあ、みんなの場所に案内するのは俺に任せてくれ!!」


「わ、私も!」


「トワ、お前には他にやることがあるだろ?」


「やる事…?」


「そうだな。女神として町の人をあの丘にある避難所に誘導してくれないか?情けない話だが、警備隊だけでは、手く全員を非難させられるか分からないからな…」


「仕方ないでしょ?いきなり、魔物の大群が来るから急いで避難しろ!!何て言われたって、半信半疑が良い所よ?だからこそ、町を救った英雄の女神様が説得するしかないってことね」


「ええっ!?町を救った英雄なんて…」


「もう!今はそれが事実だかどうか何て関係ないのよ!とにかく、トワは非難する人たちを誘導する!分かった!?」


「はい!?」


 セフィラさん、最初に会った時もそうだったけど…よく分からない迫力があるんだよね…


「男どももボケっとしない!球宴だって一秒を争うかもしれないんでしょ!!さっさと行きなさい!!」


「「「は、はい!!」」」


「警備隊!避難誘導は任せた!!万が一の時は、住人の安全を優先するんだぞ!!」


「分かりました!アルバークも無茶はしないで下さいね!!」


「トワ!こっちは任せておけ!お前はお前の出来ることをしろよ!また後でな!!」


「う、うん!3人とも!気を付けて!!」


 手で応えながら3人は走り去っていった。私だけ安全な所にいるのはやっぱり気が引けるな…


「トワ!ぼーっとしないの!!貴方は貴方でやることを全力でやる!!悩んだり落ち込んでいる暇なんてないわよ!!」


「は、はい!!」


 そうだね、全員無事なのを祈っている時間すらない!もしもの時、逃げられるように町の人を誘導しないといけないよね!!


「お二方は、避難誘導を手伝って頂けるんですか?」


「「もちろん!」」


「ありがとうございます!女神様に動いて頂ければ、避難誘導も円滑に進むことでしょう!」


「はい!最善を尽くしましょう!」


「あ、申し遅れました。自分は、バラッドと申します。アルバークさんとダギーラさんのお二方がいないので、代わりに警備隊の指揮を取らせて」

「それは見てれば分かるわ!今は急いでいるんでしょ!私たちがどうすれば良いのか指示しなさい!!」


「は、はい!分かりました!!では、女神様は、第一部隊を付けますので、南区画の人たちに呼びかけて下さい!セフィラさんは、自分と西区画をお願いします!!」


「分かったわ!!」

「はい!!行きましょう!!」


 みんな…無事でいてね…私は私のやれることをやるからね!!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


評価が増えてる!ありがとうございます!!なるほど、評価を頂けると呼んで貰えていると実感出来るものですねぇ…とにかく、更新頑張ります!


次話もよろしくお願いします。

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