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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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90話

目が覚めると簡易的だがベッドに寝かされていた。


横を見ると椅子に座りベッドにうつぶせになってドロシーが眠っていた。


そういや、小さい頃からこんな感じで心配してたよなぁなんて思いだしたり。


『ご主人、起きたにゃ?』


アンバーが寄ってきていう。


『スキルで起きていられるとしてもやっぱり疲労はたまっていたようだにゃ。素直にここはあの姫さんに感謝にゃ』


そうだね、確かに倒された後は急に気を失うようだったもんな。やっぱりあの五連戦がきつかったんだよ。

心身共に限界まで出し切るような戦闘だったもんなぁ


まあもう少し地力上げなきゃいけないかもね。ステータス上は高いけどあくまでスキル込みだもんなぁ。

地の体力、持久力上げが一番大事かもしれないね。


そんなこんなでもぞもぞしてたらドロシーの目が覚めた。


「おはよう、そんな寝方は風邪ひくよ」


寝ぼけ眼のドロシー


「おはよう」


まだ頭が回っていないようだ。


「ラウル!大丈夫なの?」


ようやく思考が働きだしたのか抱きついて聞いてくる

以外と大きくなったなぁと感心しつつ問題ないと答える。


いや、というか押し付けすぎなんですが。ちょっと寝起き男子に刺激的過ぎるんですけど。


無理やりひっぺがし今の状況を聞く。そこで残念そうな顔をしない。


何か言いたげだったがとりあえず出て行きファムとジャンヌ嬢を呼んできてくれた。


「起きたのね、気分はどう?」


「おかげさまですっきりしましたよ。疲れってなかなか気づかないもんですねぇ」


「元気になったなら何よりね。さてみんなに報告したわ。未開封ダンジョンを開放しなきゃ天変地異が起きるってこととダンジョンマスターは神の使徒だってこと。それとラウルがダンジョンを回らなきゃいけないってことと三つかしら」


「俺一人って言ったの?」


確か加護持ち三人とか言ってた気もするけどどうなんだろう?一人でもいいなら気楽なんだが

でもきっとこの二人も来るっていうのは目に見えてるよなぁ


「そこは少し話を盛らせてもらったわ。貴方を含め、ドロシー、ファム。そして王族のあたしがそろわなければダンジョンマスターに合えないってことにさせてもらいました。」


「なんでわざわざそこ変えるのさ?」


「だってミュゼもあなたたちの仲間なんでしょう?私がいけない時は万が一でもミュゼを入れればいいだろうし」


「危ないよ!、ミュゼはまだ一人ランクが上がってないんだよ?」


「魔導士レベルは結構上がってるって聞いてるわよ?最近は騎士に交じって鍛錬もしてるし。我が妹ながら健気ねぇ」


「そこで健気に行く意味も分からんけどね。」


「それにすごいアーマーを手に入れたから大丈夫よ。私の分は念のために所有者権限をミュゼと二人にしてもらったから。いざという備えもバッチシよ」


王女がバッチシ言うな。ってすごいアーマーっていつもらったの?俺が死闘を繰り広げてる時?

あのアマ俺にはスキル一つだけだったくせに。


「あんたは自前であるでしょうが」


呆れられてしまった。いいじゃんもらえるものはほしいんだよ。


「それはそうとねえラウル?貴方ステータスを詳しく見れるってホント?」


「まあだいたいは見れますよ。普段はめったに使わないスキルだけどね。どうしてです?」


「セーレさんが言ってたじゃない神の上級加護持ちって。貴方はそうだとしてあとの二人が誰なのかわからないのよ。」


「ああ、加護とかの情報は称号部分に出るから自分で見るステータスじゃわからないんだよね」


【召喚 サトリ】


魔法陣が光りフェレットが飛び出してくる


『呼ばれて飛び出てサトリちゃーん!登場ですぅ!』


「お前はキャラをどこに持って行きたいんだ?」


『いいじゃないですかぁ、久しぶりなんですからぁ』


いや、まあ元ネタわかる人間もそういないんだよ。話したところ若そうな転生者ばかりだからなぁ。

え?もしかして俺だけかなりのおじさんだったのか?うーん落ち着きが必要かもしれないなぁ不惑の年は過ぎているのかもしれない


『ご主人様落ち込んじゃいましたぁ』


『お前がくだらないこと言うからにゃ』


目の前でフェレットの頭をたたくネコ。仲良さそうだな


「まあいい、サトリ。今回はここにいる4人の称号を読んでほしいんだ。神の上級加護持ちが誰か調べたいからな」


『わかりましたぁ。開始しますぅ』


開始の為にジャンヌ様、ドロシー、ファムの順にフェレットを渡していく。

接触している方が速く読み取れるらしい。

問題なくジャンヌ嬢、つづけてドロシーと渡っていく。

そしてドロシーからファムに移ったとき。


「きゃぁ!!」


急にへたり込んで真っ赤な顔をしてこちらを睨むファム。あれ?なんかこんなこと前にもあったような・・

そうだ確かアンバーの鑑定の時に・・・


「あ、個人情報保護スキル」


プルプル震えながら立ち上がるファム。

えっとこの場合どうしたらいいんでしょう?


『ご主人様大丈夫ですよぅ。怒ってるんじゃなくて恥ずかしがってるだけですから一撃だけ攻撃受ければ怒りも収まりそうですよぅ』


流石サトリ。怠惰な食いしん坊キャラでも本職は立派。

心情まであの間に読めたのか。ついでにお前もファムのスキルに引っかからないように解析しといてくれ。っていうか剣を抜き出したんだけど。やっぱりあれで一撃ってことなんだろうね。


「ラウル。貴方この間もうこんなことはないって言ったわよね?」


あ、声に感情がない。マジお怒りモードだ


「ま、まて!前回はアンバーで今回はまた別・・」


「誰が言い訳していいって言ったの?!」


五分ほど全力の攻撃を受けきりました。ってか本気で殺すつもりか



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