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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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80話

翌朝、すっきりした目覚めである

馬小屋でね。


部屋が取れなかったんだよね。女性が多いのできちんとした部屋には優先的に女性。

あとギルド仮眠室を借りても一人分足りませんでした。


しょうがないので自分から馬車で寝ることを進言。

もっとも指令室扱いとして数時間は起きてましたけどね。夜の間にヒュドラアイズの面々は無事ダンジョンに入っていったそうだあふれ出てくる原因探求にはおそらく一週間はかかるとのこと。

その間にできるだけ外に出たダンジョンモンスターを倒すのが今回のミッションである


夜はそんなに不審なことは起きなかったそうだ。

ダーキニーにちょっかいを出してきたグールとスケルトンは瞬殺されたらしいけど。

それって不審なことって言いません?


まあそれはともかく

朝から闇雲に探してもしょうがない、夜の間のサファイヤとダーキニーの索敵の結果を照らし合わせアンデッドの潜んでいそうな所を潰していく作戦である。


「広範囲だな。これは4パーティじゃあきついな。」


カーンズが言う。ダンジョンの入り口から扇形に点在している魔物の点が予想を超えて多かったのだ。


「これだと挟撃掃討の方がいいですね」


騎士のエメラルドさん(仮名)が言う。


「入り口のほうが強いのでしょう?そちらから左右に分かれつつBランクの二組が潰していく方がいいと思います。逆に外周から入口に向かって我々Cランク組が崩していく。この方が効率がいいかと。」


「しかし、それじゃあそちらの移動距離が大きくなるだろう?かえって効率が悪くなるんじゃないか?」


「こちらにはそれぞれ索敵可能な人物がいますからね。その分相殺できると思いますが」


「うん、現状ではその方がいいだろうね。我々はダンジョンの出口も気にかけねばならないしそれでいこうか」


カインさんは同意してくれたようでその作戦で行くことになった。

パーティ単位だと自重なく能力を使えるからこちらとしても願ったりである。


出発までにカインさんのパーティの一人がサファイヤ嬢のパーティと話をしている。どうやらあの人が元騎士の人のようだ。因みに線の細い盾役と思った人である。


それを見ているとカインさんと目が合った。


「君達は彼女たちの関係を知っているんだね?」


「ええ、ここにはいませんけどサファイヤ嬢の妹さんはうちのパーティメンバーですから」


「大変だね。王様に目をつけられるというのも」


「どういうことですか?」


話の飛び方がわからない。


「第二、第三王女とも気軽に話せる貴族子弟っていると思うかい?」


「そりゃいるんじゃないですか?うちの妹たちも気軽に話せてますし」


「まあそう思うならそれでもいいよ。ただ僕たちも伝手とは言えこうやって彼女の行動を任せられる立場だからね。いろいろな話は入ってくるよ。自由に生きるのは難しいってことは覚えておいた方がいいね」


「ありがとうございます。肝に銘じておきます」


いい人たちも多いんだよね。やはり優男だからどこかの貴族だね。ただの次男だし隠遁生活でもしてたいんだけどなぁ


「さてそろそろ出発だ。ノンビリはしていられないからね」


カインが一同に向かって言う。号令に従うように皆装備を固め行動を開始する。


「ラウル君、本当に変わらなくていいのか?」


出発前、ダイヤさんが聞いてくる。

今回の掃討場所で一番遠くをこちらが担当した。馬車が一台しかないと思っているようなので気にかけてくれたようだ。


「大丈夫ですよ。効率を考えてうちが一番遠くがいいって判断ですから」


「そうよ、ラウル君なんて心配するだけ無駄よ」


言ってくれますね、サファイヤさん


「彼は気にしなくて大丈夫よ。むしろ遠くから行ってもうちより討伐数を多くしてくるだろうからね。私たちも気合入れていくわよ」


「そんなこと言われたら半分以上こっちで片付けなきゃいけないフラグじゃないですか」


「出来るならすればいいじゃない」


微笑みながら去っていくリボンの騎士(サファイヤたち)


さてこっちも行きますかね。


馬車のところに来るとうちの娘さんたちはザンザスの馬車用馬具を外し終わってくれていた。

先に出しておいたタンデム用の鞍も装着し終わっている。


「じゃあ二人はそっちに乗っていってくれ。俺はバリオス召喚で行くから。」


「えー!あたしラウルと乗りたい」


「ずるい!、じゃなかった。私は少し馬に乗るのが苦手だから後ろに乗せてほしいかなぁって」


「キミタチ二人でそっちです!」


しぶしぶだがいうことを聞いてくれる。いや、二人のうち一人を選んだりしたら視線が怖いのよ


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