24話
二試合目は一年女子の剣士ファムと一年男子の剣士パーキンスン
こちらも見どころ的には先ほどの試合と同じ豪剣対柔剣という感じになっている。
ただしこちらには魔力波動は感じない。
打ち合いが始まる
若干男子側の剣が粗い。ファム嬢のディフェンスが巧みであるがゆえにじらされている感じがする。
数合のあとパーキンスンに撃たせた隙にきれいに一撃を決める。
後の先の見本のような勝ち方だな。
第三試合は二年女子コーシャと一年男子マルス。
コーシャのスタイルはレイビアとダガーの二刀流。
マルスはシールドを構えるタイプとなっている
お互いの攻めは一進一退に見える。
ただしマルスが使うシールドはラウンドシールドであり受け流しだけではなく武器としても使用している。
受けには二刀流のほうが合わないようだが受けからのコンビネーションが速いし多彩。
手数では勝ってはいるがおそらく体力の差が出てきている。
集中が切れたのかコーシャ側に隙ができる。
その隙を盾を使って殴りかかる。
その後袈裟切りに追撃。KOでマルスの勝ちとなった。
ただ会場がざわめき、救護班が急いで駆けつけている。
骨折で済めばいいのだが、刃引きの刀とはいえかなりの威力が入ってしまっていた。
見ているとミュゼとヒルデ姉が駆け寄ってきて救護班についていったようだ。
ミュゼの回復魔法なら大事には至らないだろう。
少し間をおいて第四試合
二年のカマロとジョーダンの対決
こちらは見ていて清々しいくらい何もない試合だった。
ジョーダンが開始早々一合一撃でKO勝ち。
目はいいのかもしれないがおそらくブースト系魔法だと思う。
発動の隠蔽が見事だったので詳細はわからないがまあ次に当たる人だしその時判るだろう
20分ほど間があり準決勝。でもミュゼたちはまだ帰ってこない。一番重症っぽいので離れられないのだろう。ドロシーのセコンドがいないじゃないか。しょうがない
控室に行きノックする。返事があり中に入る。
少し青い顔で緊張しているドロシーがいた。
「何?試合が終わるまで今日は話さないって言ったんじゃなかったの?」
「ミュゼたちがまだ戻れそうにないみたいだからな、まあ代わりだよ。それに決勝の時だけが対戦相手でそれ以外は妹だろ?遠慮するな」
「ふん、お礼は優勝してからにしてあげる」
「それじゃ一生お礼が来ないだろ」
手近にあったカップが飛んでくる。木製じゃなきゃ割れてるぞ。
まあ顔色が戻っている緊張はほぐれたな。
「対戦相手見たか?」
「魔力操作ね。見たから初見であれ以上でないと苦戦はしないと思う」
「それだけわかってればいい。あとは油断の無いようにな。もっともドロシーに傷つける奴は生きてることを後悔するはずだけど」
「それ、決勝の相手にも有効なの?」
「いや、決勝は特例で適用外」
「ずるい!」
「どっちがだ!適用したら八百長だろ」
くすくす笑っているとノックの音、どうやら出番が来たようだ。
「集中していけ」
「うん!」
軽やかな足取りで歩いていくセコンドでついていこうとしたらちょうど二人が戻ってきてくれたようだ。
じゃあ、そこは任せてこっちの喧嘩の用意でもするか
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「ごめんね、遅くなっちゃって」
「ううん大丈夫。ケガのほうは大丈夫だったの?」
「かなりひどいけがだった。血を吐いていたし、ミュゼでなければ死者が出ていたかもしれないわ」
姉さまが答える。授業では見せることはないがミュゼの聖魔法は上級。それでも治癒に時間がかかるということはかなり危なかったのだろう。事故とならずに本当によかった。
「緊張はほぐれたようね。」
姉さまが微笑みながら言ってくる。この二週間すごく張りつめていた。負けないためにすべてを鍛錬に充てていたといってもいいくらい。でも知らないうちに限界だったのかもしれない。さっき部屋に一人で待っているときにすごく不安になってきた。逃げ出したい気持ちが大きくなってきてどうしたらいいかわからない。
そんな時にラウルが来てくれた。それだけで緊張がほぐれるなんて我ながらお手軽と思うけれどしょうがないよね。
目的は優勝。必ず勝ってやるんだから。待ってなさい、ラウル
21日付にて日間PV1000越え、累計PV1000越えを達成できました
(*- -)(*_ _)ペコリ ありがとうございまーす
これからもこれを励みに精進していきます。
あと五月中は毎日連載の体を崩さない予定です。
ストックが減ってきているのでいつ追いつかれるかわかりませんが(^^;




