118話
血のりでボロボロのサトリはとりあえずファムにきれいにしてもらいました。
といっても浄化をかけたのは俺であとはブラッシングである
実はアンバーもそうなのだが俺のブラッシングはなぜか不評なのである
ドロシーやファムの方がうまくて俺のは痛いだけといわれてしまう。
なのでブラッシング係はお任せである。
ドロシーでもいいんだがファム以外の女子だと個人情報がいろいろ取り放題なので怒られてしまうのだよ。
なのでサトリのブラッシングはファムの役目となっている。
で、?どうだったんだ結果は?
『まだご主人様に対しては機嫌が直ってないですぅ』
ああ、新作のヨーグルトムースがあったんだが。じゃあサトリ以外と食べるかな
『機嫌直りました。ちょーハッピーですぅ。何でも聞いてくださぁい』
ちょろいなお前。どっかの女神並だ。
『ラミアの大半は怒りではなく命令で襲ってきたみたいですぅ。あのエレナって人がこの辺りのラミアのボスを何か怒らせる様なことをしたみたいですねぇ』
命令ね。エレナさんにはこの間聞いた時も別に心当たりはないって言ってたしな。
しょうがないサトリもう一度仕事だ。
『ムースを食べてからの方がいいですぅ』
アホ、せっかく綺麗になった今のうちに済ましておくんだよ。ヨーグルトべったりの口で人前に出せるか
首根っこを捕まえカインさんたちのところに行く。
カインパーティは一人を除いて休憩中である。
「エレナさんに聞きたいことがあるんですけどいいですか?」
カインに話を通してもらう。エレナさんを呼んできてもらった。
二人だけで話をさせてくれるのかと思ったらカインも同席している。
まあいてもらう方が好都合なんでいいけどね。
三人になるとサトリをエレナさんの方に放る。見事にキャッチしてくれた。
「まだ蛇苦手なんでしょう?まあモフモフ撫でてリラックスしてください」
ありがとうと言ってモフモフするエレナさん。触り心地はいいはずだ。なんせあれだけのカロリー摂取してるんだからな。
『失礼ですぅ!サトリは頭脳労働職ですから甘いもの食べてもきちんと消費できていますぅ』
まあそういう奴ほど太ってるんだよ。そんなこと言うなら今度体重計作ってやろうか?
『さ、さっさと仕事始めるですぅ』
ごまかしやがった。まあいいか用事はさっさと終わらせるか
「聞きたいことはですねラミアの襲撃に関して何ですよ」
彼らはポーカーフェイスを崩さない。まあそうだよね?
「前見たときはエレナさんかカインさんがラミアを怒らせてたのかと思ってたんですが、今日見た限り何か違うような気がしたんですね」
エレナさんのサトリを撫でる手が止まる
「あれはまるで何かに命令されて意図的に襲ってきている気がするんですよ。ラミアの上位種ってそんなことをするんですかね?」
カインは一度エレナを見、こちらに向き直る。
「わからないな。前も言った通り襲ってくる理由がさっぱりわからないんだよ。ラミアとの接点は僕が昔襲われた時だけ。あとは冒険者になって数度はラミア討伐したことはあるけれどそれだけだ。」
「エレナさんは?」
「私はこのパーティに入ってからラミアを見たのは襲われるようになってからね。それ以外では見たこともなかったわ」
「そうなんですか。なんにせよ。毎度襲ってこられるのも大変でしょうしできれば元を断つ方がいいですよね?」
「そうだね。今みたいに護衛依頼の途中ならいいけれど、もし魔物と戦う前後にでも来られるとかなり危ない戦闘になるだろうからね」
「じゃあ頑張って元を断ってみますか」
「そんなに簡単にできるのかい?」
「努力だけですよ、善処するだけですから」
立ち上がるとサトリがエレナさんの腕の中から飛んでこちらの肩へと登ってくる。
どうやら情報収集は終わったようだ。
「じゃあ失礼します。明日はラミアが出ないといいですね」
そういって出て行く。こちらの意図は伝わったかな?




