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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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117話

話を聞いているとやはりまたもやラミアに襲われたそうな。


相変わらずカインさんとエレナさんばっかり狙うのでもはや連携もばっちり早々に打ち倒せたようだが理由がわからないといっていた。


「ラミアって蛇型なんでしょ?体温の低い順に襲うとか?」


「いや、それじゃ動き出せばみんな同じだろ?」


「じゃあ二人だけみんなと違うもの食べてるとか。」


「そんな理由で狙うなら逆にすごいよ」


「直接ラミアに聞けたらいいんだけどね」


我々の会話を楽しそうに聞いていたカインさんが言う。


「聞けないんですか?会話ができるんじゃないですか?ラミアって。」


ドロシーが不思議そうに言う


そうだよね、普通に会話できたし毒も盛られましたからね。


「サキュバスラミアというけれど通常種とは違うんだ。いわば上位種。クイーンラミアといった方が近いかもしれないね。通常種は動物並みの情緒しか持ち合わせていないけれど、上位種になると会話もできて理性的な行動もみせるようになってくるみたいだよ」


そうなんだ。流石ラミアを一番見てきているだけのことはある。博識ですね


まあこのタイミングで来てくれるとほぼ聞けるに等しいんだけどね。

幸いなことにサトリは召喚したままである。襲ってきたラミアの感情を読んでもらうと何か解るかもしれない。


『ご主人様ぁ魔物の感情読むのは離れていたらできませんよぉ』


そうか、どれだけ近づけばできるんだ?


『人間と違って魔力循環が高すぎるので接触すればできますけどぉ』


分かった。じゃあその方向で


『待って、待ってくださいぃ。サトリは戦闘能力ありませんよぉ。即プチられますぅ』


わかったわかった、ちゃんとダーキニーをサポートでつけるから


『そういう意味じゃぁありませんよぉ』


『サトリ』


なおも苦情を言うサトリに朝露が優しく語りかける


『働かざる者食うべからずです。貴方は特に旦那様のお菓子を延べ二か月分は消費しています。故に二か月間はたとえ死んでも旦那様の為に無償で働かねばなりません。わかりますね?』


『そんな無茶苦茶ですぅ』


『あと働かないならすりつぶしてダーちゃんのえさにします』


『いらないわよ食べ応えの無い』


『ご主人様ぁ二人の目線がもう食料を見る眼差しですぅ』


こっちに飛び込んできて泣くサトリ。

まあもしも出てきたときだけだからそんなに心配すんな


しかし、そんな会話こそがフラグだったりするんだよな。


にわかにキャラバンの前方が騒がしくなる。

何処からともなくあらわれたラミアの集団である


相も変わらずエレナさんを狙っているようだ。

カインさんが急いで駆けていく。

こちらはドロシーと俺だけで行くファムとミュゼは後方待機。後ろから来る可能性もあるからね


そしてしっかり忘れないようにサトリもつまんでいく。


『忘れてくれてもよかったんですけどぉ』


忘れたら再召喚でラミアのど真ん中に落とされることになるぞ?


戦闘は始まっていた。

相も変わらずエレナさんだけが狙われていた。

しかし本当に慣れてきているようでうまく囮として動いてきている

うまく逃げ一匹ずつ引きはがしていきそこをしとめるという作戦のようだ


「うまくなってるなぁ」


「感心してる場合じゃないでしょ!」


怒られてしまった。いつもならファムにツッコミ入れられるんだがドロシーにツッコミ入れられるのも新鮮でいいなぁ。


「そういや、ファムが来てからこうやって二人前線パターンってあまりなかったな」


「ファムのこと好きだもんね」


「いや、ドロシーも好きだよ?」


「そ、そんなこと急にこんなところで言わないでよ」


あれ?急にあたふたしだした。おい、戦闘なんですけど?


『ご主人様、相変わらずですぅ』


妹好きなのあたり前じゃないか。まあそんな場合でもないか。


ダーキニー、頼んだよ


『お任せください』


キツネ姿のダーキニーがサトリを銜えて走り出す


そのままラミアの固まりに突っ込んでいきサトリを放り込む


なんか騒いでる気がするけど気にせずラミアの掃討開始。


十数分後、ラミアは無事退治できました。

ぐったりとしたサトリはダーキニーに銜えられて無事帰還


『無事じゃないですぅ』


まあ、ボロボロだけどいいよな生きてるし


あとでファムに洗ってもらってやるから機嫌治せ



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