1165話
三日後、王城に登城する。
スペイナス関連とウルファス関連の相談である。
というか勝手にやれという言質をもらえれば一番楽なのだが宰相はあまりくれない。
勝手に俺が動くと予想の斜め上になるからというんだけどどういう事なんだろうね?
あ、因みに王都屋敷には無事に家令さんがやってきました。
というかシャロン家の家令さんの息子さんなんだけどね。
名前はアダムス。息子さんといっても本来は兄に仕えてくれるように仕込まれていた長男さんなのだが、アル兄が気を利かせてくれたようでうちに来てくれるという事になった。
シャロン家の方は家令さんの次男がそのままうちに戻ってきてくれるようである。
なんでもどこぞの公爵家に修行がてら仕えていたらしいのだけどうちのこういう事情で戻ってきてくれるとのこと。まあ公爵家みたいな大きいところだと二十代とかそんなんだとまだまだ重要ポジションではないので快く送り出してくれたそうだ。
ってかミアンさんちなんだけど絶対に企んでるよな。
まああっちの家のことは置いておいて
実際に俺のことを知っていてくれる人が来てくれるのはありがたいし、俺のことを一から説明する必要もないのも非常に助かるのであった。
厩番もルフト商会から仕入れたし。馬も二頭買ったのでファムの移動も楽になるだろう。
おお、なんかお貴族様っぽいじゃん。まだ資金は持ち出しだけどな。
よく考えたらまだ今年の税って入ってきてないんだよな。領地経営に使う金はまあ前年分税収からやりくりできるけど俺の家関連は基本的にないんだよね。
なので俺の手持ちの二級魔石とこっそりとダンジョンに潜って50層ボスドロップとして奪ってきた属性付与剣を売って資金にしているのである
以前、セーレたちに巨大魔石をもらったけれどそれじゃあ50層ボスクリアドロップがなくなってしまう。
そこでセーレたちにお願いして各々属性付与装備をドロップとして出してもらうことにしたのである。
今回は火属性ダンジョンから持ってきたという事にしてフレイムクレイモア+2を市場に流している。
クレイモアにファイヤボールとファイヤーウォールの二つの魔法を付与したものである。
もちろん原案サンプルは俺としてセーレ達には了承してもらっている。
特に不人気水属性ダンジョンとしては喜んでくれたけど。客寄せよりあの十層までの難易度をどうにかしろと言いたいのだけどな
サンプル品は俺が一人で入ったという事にして市場に流したけれど結局買ったのはランプフィールド侯爵だった
結構な金額になったのはありがたいんだけどこれって侯爵家大丈夫かいな?
ドロシーと結婚の時にお礼金として返しとかにゃ家傾くなんてことないよね?




