1164話
翌日はブラジナーにてお仕事である。
残しているマリーチーからの報告によるとひーちゃんたちの帰還は10日後という事にしたようである。
観光とかもするようでこっちの方に来てもいいかと問い合わせがあったので
取り敢えずうちの領とワイハ島はOKを出しておく。
もちろん全員人化はきちんとさせるように言い含めましたよ。
因みに帰還までの日にちが空くのは観光目的ではなく大陸間結界の薄い部分が巡ってくる帰還を見てとのことらしい。波というものではなく何層かが決まった周期で回っているのでその位置が暦のように割り出せるそうだ。
そしてさすがにこの間俺の牛ストックを食いつくされたこともあり今回はひーちゃんたちに専属コックを召喚している
アンドフリームニル。
北欧神話に出てくる料理人である
本来はセーフリームニルという食っても減らない猪を料理するものなのだが牛肉も調理できる。
というか豚肉の方が高級食材なんだよ。めったに出回らないからね。
俺もあまりこの国ではお目にかかったことが無い。
実はスペイナスの南部候領では養豚が細々とあると聞いているので何とか頑張ってもらいたいんだけど遠いしなぁ。今のところは高いしその上牛に比べて食肉にならない。何よりイノシシ系魔物がその辺りにいるので肉的にはそっちの方が安く流通していると養豚がはやらない原因なのであった。
まあそんなこんなで食材は送っておけばひーちゃんたちの食事も問題ないと思うのでそっちは一応の解決である
「後はグラジーレとウルファスだな」
「グラジーレの方は特に目立ったような事件など起きておりません。ウルファスですが少し不穏な動きがあるようです」
俺が聞くとドラムが答えてくれる。
基本的にグラジーレ、ウルファスには二期型ディチェムファルマをスリーマンセルで放り込んで情報収集に当たらせているのである。
因みに今グラジーレには天狗ベースのデュオ、トレスとスライム型のセプテム。
ウルファスには戦士型のジクスとオクトー。そしてくノ一型のノーベムである。
まあノーベムとセプテムは諜報特化なのでぶっちゃけいつもどこかしらには調べに行かせてるんだけどね
「ウルファスの不穏なって、六花なんかの裏部隊は壊滅させたしそもそも教皇だって無害になっただろ?」
「はい、ですのでおとなしくなった教皇を引きずり下ろせるのではないかと一部の強硬派が動いているようです。」
「うーん、ほっときたいんだけど噛んでる手前もあるし見ないふりはなんか寝ざめ悪そうだよなぁ」
害になる人間を排除したらまた害になるのが出てくるなんてどういうこった?ほんとに教国?神様は胸の話題出さなきゃ温厚なんだよ?
「とりあえず何か事を起こしそうな人間の名前を調べさせておいて。人物が判明したら朝露とサトリに一度開拓村にまで行ってもらうから」
「承りました」
そう返事をするドラム。
まあヤパムの開拓村には元六花がたくさんいるし。そういう裏情報もなんか持ってるだろう
火種のうちに消火しとかないと山火事になったら大変だからな




