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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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111話

翌日はいい天気である。海日和といっても過言ではない。


「なのにどうしてこうなった」


「ぶつくさ言ってないでさっさと行くわよ」


本来は漁港周辺に行って海ホタルの捕獲だったはずなのに向かう途中の道に大量に陸ドルフィンが出てきている。その数、十数匹

サイズ的にはバンドウイルカって感じなんだがそれがハイドロジェットで陸をはねるってめっちゃ怖いんですけど。どうすんだよ、これ?


「気絶係と運搬係で分ける?」


「そもそもどうやって気絶させられるんだ?」


殴るには危なすぎるし魔法でなきゃできないだろう。雷は風魔法の上位互換だからドロシーには使えるだろうけど。


「じゃああたしたち三人で気絶係で行くからラウルは運搬係ね」


[サンダーボール]


三人が展開しまずはドロシーが雷魔法を撃つ

一匹を倒すが二匹目は当たったところで電気が弾かれてしまう


「ドロシー、水が切れて宙に浮いているタイミングで撃つんだよ」


「どうして?」


「説明はあとでファムがするから言うとおりにして!」


「丸投げするなぁ!」


いいじゃんこれ全部運ぶ重労働があるんだからそれくらいしてくれ。ただの理科だから説明できるだろ?


ファムとミュゼは闇魔法で塊を作ってぶち当てている。というかサンドバッグを当てているように見えてこっちの方が見た目としてひどい気がするんだよね。


質量的なイメージがあるのかもしれないけど待ってぶち当てる感じである。


さて落ちたイルカだけどどうするか

収納を試したけどほとんど生きているので収納はできなかった。

二匹はできたからそれはあとで肉屋に売ってこよう。

残りはうまく気絶なので海に戻したいんだけどどうするか。パワーショベルとかあれば楽なんだけどなぁ


まあないものねだりはしょうがないのであるもので行きますか


【召喚 哪吒(ナタク)


【召喚  鬼姫(オグルス) 紅葉】


怪力自慢の二人を召喚。三人いれば問題ないでしょう


俺?しっかり働きます。エグゾジーザスを足腰腕に装着してダボっとした服を上に被る。


戦闘とかには向かないけど作業用にはナタクなしで十分使えるのだよ。


とは言えサイズ的には引きずってしまうので仕方なく放り投げる

ポイポイと放り投げ海に投げ込んでいく。


少し遠いところはナタクに空中輸送を頼む。


絵面的には鉄腕な彼がものを運ぶみたいである

魔法で持ち上げるらしいけど重心制御とかどうやってるんだろうね?


あらかた片付き今度は漁港へ。

そこで見たものは再び上がってくる陸ドルフィンである。

どういうこと?なんで急いで上がってくるんだ?


「ねえ?何か切り傷おおくないですか?」


ミュゼが言う。確かに切り傷が多いんだよね

気絶だけだからそんなに傷は多くないはずなんだけどな


『ご主人、海の中が棘だらけにゃ』


アンバーに言われ海を見る。岸から見るとあんまりわからんな

でも波の間に時々棘が見える


「もしかして海ホタル?」


密集してるのか?七海、海ってどうなってるんだ?


『旦那様、港の中は真っ暗だよ!海面にびっしりと海ホタルが浮いてる。こんな量なんて聞いてない!』


え、港一面にいるの?海ホタル

水揚げできないかな?


『海流が港では停滞してるから自然に出ることはないと思う。見ると泳ぐの下手そうな生き物だしやっぱりなんか外側からの力で出さなきゃいけないんじゃないかな』


「ちょっとどうなってるの?」


娘さんたち三人はもう一度上がってくる陸ドルフィンをもう一度気絶させている。


気絶したドルフィンはミュゼが治癒していく。まあ擦り傷程度なのですぐ直るんだけどこれじゃ海に戻せないんだよな


やむを得ない、さっさと片付けなきゃいつまでもここに積んでおくわけにもいかないしなぁ


【召喚 海竜 レビアタン】


海中に召喚し海底側から港に水を送り込ませる。うまくいけば海面はそのまま離岸流になるだろう。


と思ったんだけど突如港が荒れ始めた。あれ?ちょっとやばい?


レビアタンの力がものすごく大きな波柱が立つ。


「とりあえず避難だ」


波のかからないところまで避難するがその間に皆びちょびちょである。

一時間後ようやく波が収まり戻ってみるといくつも海ホタルが打ち上げられている

周辺はひどいことになってるがまあ民家があるわけでないので問題ないだろう。

50匹くらいの海ホタルと二匹の陸ドルフィンを納品して依頼完了である

因みに海ホタル凶悪な殻を持つわりに陸に上げるとすぐに絶命してしまう完全水棲生物なので収納で持ち運べ今度は楽でした。

気絶の陸ドルフィンは波にさらわれそのまま沖合まで流されていったようで一匹残らずなくなってました。


結果オーライだな


依頼完了で街に戻ろうかという前に塩水が気持ち悪いと娘さん達から苦情があがる

まあ確かにべたつくもんな。

海の家とかあるわけないしそもそも漁師町に宿もない。

のでとりあえず皆に浄化(クリーン)のスキルで我慢してもらう


「掃除洗濯に楽々これ一本、洗剤CMみたいなスキルね」


「失敬な、これでも微調整いるんだぞ」


魔力を込めれば呪印を消せるこのスキルも人体にかけるときは微調整が必要である。特にくすぐったがりの誰かさんはきつくても緩くても文句が出るだろうしな


「失礼なこと考えてるわね?」


「イエベツニ」


などどくだらないことを言いながら街に戻る。

三日あるうちの一日で終わったからあと二日何しようかな

自由時間ってのも久しぶりかもしれないな


宿の部屋に戻りベッドに入る


「だんなさまぁ~ ひどいです~~」


ひぃ!

いきなりベッドの横に濡れた女が立ち恨み言を言う

恐いわ!


よく見ると磯姫七海である。あ、忘れてた海の中にいたんだよな。


「あの後海ホタルと一緒に沖合まで流されました。レビアタンはあたしまで流す対象と思ったのか全然流すのをやめてくれないし・・」


今度は泣き出した。ぼろぼろのビキニの女性を泣かせるって人には見せられないな

とりあえず泣き止むまでヨシヨシと頭を撫でておく


「貴女仮にも磯姫と呼ばれているのに流れの無いところとか移動できないの?」


いつの間にか朝露が現れて問い詰める。


「だって流れ外せばそっちにまた流しだしてくるんですものあの蛇。まるでこっちを狙っているみたいに」


あ、これはきっと本気で遊んでいたんだろうな。一つだけ自分に逆らって岸に向かうものがあったんで楽しんで沖に流していたのかもしれない。まあ言えばまた泣くだろうから黙ってるか。


「それに旦那様は助けてくれないし」

あ、結局泣き出した。どうするんだよ朝露何とかして


するとこっちに近寄り何か耳打ちする。え、するんですか?そんなこと


ウンウンと頷き行けと目で指示される。しょうがない忘れてたのは事実だし

泣かさないようにしなくちゃな


泣いてる七海を後ろからハグする。


「すまなかった。こちらも手いっぱいで忘れてたのは事実だよ。泣き止んでくれないか」


「イ、いえこちらこそみっともない姿をお見せして申し訳ありません」


耳元で言うと真っ赤な顔で飛び退きそう言う七海


「そそれでは失礼いたします。また御用を申し付けください」


そういって召喚解除を自ら行い消えていく


「泣き止みましたでしょ?あの子いたずらで誘惑とかしますけど基本的に奥手なんですよ。本来なら壁ドンとかでもよかったのですが」


「それじゃ口説きになるだろ」


まあ不覚にも可愛く思ったのは内緒だがな。ビキニのせいってことにしておこう。


 




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