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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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106話

まあ気を取り直し、王都帰還である


今回は少し疲れたのでさっさと帰ることにしてザンザスとバリオスを召喚

二人で一頭に乗ればさっさと帰ることができるだろう。


「じゃあ誰がラウルと一緒の馬か勝負よ」


そう言ってじゃんけんを始める三人

因みにじゃんけんは小さい頃からドロシーに教えてました。ファムも問題ないしミュゼには春に話のついでで教えていたので問題なし。


というかなぜか学院に広がってたんだよね。無駄な争いはこれでなくなったのでいいことだ。


ファムには、またあなただったのねと呆れられてましたけどね。


「やったー!勝った!」


ドロシーが喜んでいる。


「待て待て!、ドロシーでないと最高速度のザンザスなんて操れないだろうが」


ミュゼは馬を歩かせるしかできないし、ファムは言ってはなんだがミュゼより下手である


「エー、じゃああたしは二人で乗れないの?」


すごくしょげているので今度時間が空いたら乗せてやるからと約束する。

それだけで機嫌がよくなるのもどうかと思うが。


その隣でミュゼとファムが白熱した女の闘いを繰り広げていた。

二人でのじゃんけんであいこが20回以上続くってギネス級なんじゃ?


結果ミュゼが勝ったようである、ファムは疲れ切っているがそこまで気合い入れなくてもいいと思うんだけどなぁ。


そして各々分かれて騎乗。通常半日ほどの距離だがまあ二時間ほどでつくだろう


但しその二時間すごい破壊力でした。背中の感覚があんなに鋭敏になったことはないとだけ言わせていただきましょう。


************


王都に付き無事にギルドに任務達成の報告。


ついでに指名手配書を繰ってみたらゴンサロの名前がありました。

結婚詐欺だそうだ。

王都の商人の一人娘に対して情熱的に迫ったらしい。

その時は修行中の異国商人ブンザー・キノクニャーを名乗っていたそうだ。


うちの娘さん達にも見せる。ファムは呆れている。


「紀伊国屋文左衛門って成功よりも結局無一文になるエピソードよね?」


「まあある意味、正しい偽名セレクトだよな」


「結婚詐欺もしていたなんて許せません。次に見つけたらしっかり捕らえて死罪にしましょう」


「そこまでの重罪なの?」


「まあ女性の敵だもんね、しょうがないわよ」


ミュゼの言い分にドロシーは同意している。嫌いなタイプだったんだな、多分


処理が終わり、ギルマス室に呼ばれる。今月は依頼消化が特別なのでこうやってギルマス室で選ばせてもらっている


「じゃあ次は明日の朝、隊商護衛で港町ラーゼンまで。そこから三日で海ホタルの採集依頼と、陸ドルフィンの駆除。で、そこから隊商護衛で王都まで帰還でいいかな?」


「意義ナーシ」


「大丈夫です」


「海ホタルってなあに?」


ドロシーミュゼの同意の後にファムが聞く


「海ホタルは大きな巻貝ですね海洋性なので簡単に捕まえられないのですがこの時期は産卵のため沿岸に多いんですよ」


同室で事務処理をしてくれていた受付のダイアナさんが答えてくれる。

可哀そうなことにうちのパーティ担当にさせられてしまったらしい。

まあ守秘義務があるので信頼ができる人物というセレクトらしいのでしょうがない。


「へえ、面白いわね。じゃあ陸ドルフィンは?」


「そちらは比較的狂暴ですね。水辺から100メートルくらいまで魔力で水を噴射して上がってくるんです。ただ、その水が海水なので農作物とかにも被害が出ることが多くて。ドルフィン自体は温厚なので海に戻せば問題はありません」


世の中にはまだ見ぬ動物も多そうだ。

あんまり海のものって持ってないし。港町なら魚とか海産物の補充も悪くないな。


とりあえず今日はこれで帰宅。といっても自宅ではなく王城にである。

本当にパーティ事務所を開設されてしまい、ジャンヌ嬢に夏休み中はそこで寝泊まりすることと厳命されてしまった。

反対したかったのだが女子たちも賛成票に投じ結局王城に帰ることとなった。


いらんこと言うんじゃなかった。

落ち着かないじゃん、王城って。召喚も頻繁にできないしなぁ


もっとも流石に客間には入る気にはならないので事務所を作られた女子騎士団事務所の一室に泊まることにしております。


女の園に泊まるなんてと思いますがこちらには何もする気もないので問題はない。

そして俺に手を出さないようにとジャンヌ様直々にお達しが女騎士にあったらしいのでこれも問題なし。

なのか?生殺しな気がするんだが気のせいかね?




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