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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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96話

王城にやってきました。


なんですか?長期遠征の後は必ず立ち寄る気がするんだけど、ここがホームなのか?

何なら事務所作ってもらおうか?


などと冗談で言ったら わかった、と即答されて事務所ができることになりました。

ヤバイ、ますます取り込まれる。


「貴方、本当に考え無しでしゃべるわねぇ」


ファムに呆れられてしまった。


「しょうがないじゃん、一般人に王城で事務所作れるなんて発想があるわけないじゃん」


「一般人じゃないでしょうが」


あう!、そういわれると言い返せない。


「まあ、家にミュゼやジョアンナ様を頻繁に入れるわけにもいかないしね、しょうがないわよ」


ドロシーは意外や納得してくれる。まあその意味は分かるんだけどね、できれば王城に来たくないんだよ。貧乏貴族の次男坊で冒険者したいんだけどなぁ


そんなこんなで謁見の間へ。その前にお着換えタイムが入っている。

謁見で流石に冒険者スタイルはだめらしい。そうなのか?ジョアンナ様モードだからお姫様に謁見だからかね?

とはいってもフォーマル服一式も持ち歩いている。

ファムの能力でドロシーも収納を持っているので娘さんたちもそれぞれ自分のドレスを持ってきている格好である。

なので素早くお着換え完了。

でも来たのは大きな謁見の間。

あれ?小謁見の間じゃないの?

ここ大きいよ?


入ると王族貴族、主立った者がそろっている。

またこのパターンですか、だけど今回は貴族も多い。これじゃあまるでお披露目だ

なんか動物園に入れられてる気分だな。


************


それからまさにパンダよろしくお披露目が終わってようやく落ち着けました。

対外的にはAランク最年少昇格に挑戦、しかも王女二人込みということにするそうである。


「すまないがジョアンナとミュウジィをメインと喧伝させてもらう」


「お気遣いありがとうございます」


王様から直接言われてはどうしようもない、というかこちらが申し訳ない。対外的にはミュゼたちに責任を押し付けているようなものだからなぁ。


「もちろん事が終わった暁には相応の実績披露と褒美をとらせる。頑張ってくれ」


「承知いたしました陛下」


それから少し事務的なことを話し国王は出て行く。


残ったのはこちらのパーティとナイトオブリボンの面々のみである。


「御膳立てとしてはこんな感じなんだけどどうかしら?」


ジャンヌ嬢が言う。


「もう少し控えめなほうがよかったんだけど」


「控えめじゃないの。あたしたちが前に出ることであなたたちに対する目はかなり抑えられるわよ?」


「そうかなぁ?」


「まあやっぱり、地殻変動云々は説明が難しいし言わないことで決めたから、対外的にはあたしたちのAランク昇格だけね」


「まあいいか、どうせしなきゃいけないことだしなぁ」


先にするべきことだけやればいいか、逃げるならいつでもできるしな。


「ところで、ミュゼの実力ってどのあたりなんだ?」


「いまDランクになったところですけど?」


首をかしげながらミュゼが答える。


「ああ、そうじゃないよ。ランク相当の実力のはなしだよ。」


いまどのくらいかっていうのは見極めておかないとね。これから無茶なレベリングですからね。


「じゃあ実際に手合わせをしてみれば?」


ステータスをみていいか聞こうとしたところにファムが言う


「まさか、女子のステータスをみたいだなんて紳士にあるまじきことは言わないわよねぇ?」


くう、くぎを刺されてしまった。別にいいじゃんファムがくすぐったいわけでもないのに。


「どうでしょう?自分ではよくわからないんですけど」


「姫様はかなり上達しているぞ、魔法込みの模擬戦ではこちらが押し負ける感じだ」


女性騎士がファムに続き答えてくれる。確かに騎士だと相対的にはわかるよね


「ジャンヌ様とじゃどっちが強いです?」


「ジョアンナ様だな。威力ではなく手数と適材適所に打ち込むという点で優勢だ。」


そっか、でもジャンヌ嬢と模擬戦なんかしたらうっかりと護衛ゴーレム起動してしまうかもしれない。

あれ壊すの大変なんだよなぁ


「ミュゼ、一度試しに手合わせやってみるか?」


「ラウル君とじゃ簡単に負けてしまいますよ?」


「大丈夫、攻撃はそちらだけ。こちらは受けるだけで行こう」


「すると、ラウルが防御しきれず打たれたり、攻撃に転じたりしたときはミュゼの実力を認めてくれるってことよね?」


あれ?ジャンヌさんめちゃくちゃな勝利条件じゃない?打たれるだけって結構きついんだよ?




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