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2人の僕の寝取り復讐、臆病な僕と何処かで見つけた俺  作者: ムラタカ


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第34話  告白

昨日はまたもや色々とあったらしい。

僕が田沢君と一緒に帰ったあと、放課後にまたしてもあの光沢君が空音にちょっかいをかけて来たらしい。

が、その光沢君か率いるグループにいる1人のある男子(名前を知らない)が空音の友達である朝咲さんに掴みかかって暴力を振ろうとした所に何と相田君が仲裁に入り事なきを得たらしい。 


空音達は何もなければ本来なら猫カフェに遊びに行ってた筈なのにこの出来事のせいで中止になったらしい。  

まぁ…そりゃそうだ、男子に暴力を振られそうになってたのにその後何も気にせずに遊びにいってたら情緒はどうなってんだって感じだしメンタルが化け物過ぎる。

取り敢えずその後3人で帰路に付いたらしいけど言葉に表すには難しい空気になり…まぁ…気不味くなったらしい。


いつもはオネーサンムーブをとって場を和ませる朝咲さんがずっと俯いて無口だった事が場を凍らせる要因だったのは言うまでもない。


と言う話を帰宅後僕の部屋にやって来た空音から聞かされた。


「とりまもうこんなのゴメンだからアンタはこれから帰宅時はずっとアタシと一緒にいてもらうから!」


「で…でも僕なんかいてもボディガードにならないと思うけど…」


「はぁ!?僕が空音を守る!くらいの事もいえないの!?もっと度胸見せなさいよね?そもそもアンタ今は周りからボスキャラ扱いされてるんだから居るだけで役に立つでしょ!」


と言う事になった。


それから次の日。

僕はいつも通り空音と一緒に登校して昨日の事を事件の当事者たる相田君と彼の幼馴染で僕にとっても友達となった田沢君と話していたら空音に声をかけられた。


「あぁ、うん、ちょっと来て?」


「どうしたの…?」



そうして空音から聞いた話は驚天動地……といえばお前それは言い過ぎだよと突っ込まれそうだけど僕にとってはそれくらいの衝撃があった。


「放課後に相田君が暇か教えてくれる?」


「え?…多分暇だと思うけどどうして?」


「まだ誰にも言わないでね…その……この子…花織がね…」


「え…?うん?」


朝咲花織さんをちらっとみる空音。

そして……。


「相田君に一目惚れしたらしいの」


「えぇ!!?」


「声がデカいから!」


「あ…ごめ…」


僕と空音は揃って相田君の方を見る。

彼は何?って顔をしてこちらを見てる。


「昨日守ってもらってから相田君の事で頭がいっぱいらしいわ…全然話さないで下ばっか見てたのもそ~言う事らしい。」



朝咲さんは顔を真っ赤にして俯いている。

まさに恋する乙女そのモノだ。


「私としては2人に纏まった時間を作ってあげたいのよ!どう?協力してくれない!?」


と言う感じに話は進み、放課後朝咲さんと相田君を2人きりにさせる作戦が始まったわけだ。


そして放課後、僕と空音にその友達の阿久利さんと田沢君の4人でファミレスにいた。


阿久利さんとは殆ど話した事が無いので少し緊張するけどもっと緊張している奴がいると気持ち少し楽になる自分の小物ぶりに少し嫌気が指す。


田辺君はクラス1の美人で有名な空音とそれに引けを取らない美人の阿久利さんの2人の対面に座っているため物凄い緊張している。

汗をダラダラ流して目がキョドりまくっている。

心なしか僕が頑張らないとって気持ちになる。


「いや~まさかあの花織が相田に恋しゃうなんてマジビックリだよ〜」


「これで花織のオネーサンムーブも落ち着けば良いけど」


「とか言っちゃってホントは寂しかったり〜?」


「するか!」


ギャル2人はキャイキャイと楽しそうに話している、実に楽しそうだ。


「田辺君的にはどう思う?」


「え?あぁ!えと雄二の事?」


「うん。」


「解らないけど…」


「わからないの?なんで!?」


いきなり阿久利さんが話に割り込んできた。

興味が引かれたのか目がキラキラしている。 


「田辺君って相田の幼馴染なんしょ?どうよ?幼馴染的に?この恋の行方はどうなると思うぅ!!?」


「うえ!?ええと…」


「がっつき過ぎ、引いてんじゃん」


「だって〜気になるじゃん〜」


グイグイ来る阿久利さんを戒める空音。

流石僕と付き合い長いだけあって陰キャの扱いに長けている。


「解らないけど…雄二的には断る理由無いと思うけど…」


「だよね!だよね!花織美人でスタイル良いし!いやぁ~アタシもいざって時に助けてくれる彼ピが欲しいなぁ!」


「え?阿久利さんって彼氏いないんだ…」


「うん?それはど〜言う意味かな鳴海っち!?」


「ええ!?えと…」


「圭はアンタが美人て明るいからとっくに彼氏くらい作ってそうって思ってるのよ、私も意外よ?アンタなら直ぐに彼氏くらい作れそうなのに」


「あ〜欲しいけど誰でも良いとかじゃないからねぇ〜私の事ちゃんと好きになってくれるスパダリじゃないと!」


「はいはい」


「もぉ〜!」


その後まもなくして田辺君と空音のスマホにほぼ同時に連絡が来た。


内容は…2人で遊びに行ってくる。


的な内容だった。


「これってこれってもしかしてぇ!!」


「お〜上手く行ったっぽい?」


4人一同はわっと盛り上がる。

告白?後2人で遊びに行く。

これってもう完全にゴールたよね?


「良いなぁ!2人で告白後デート!!」


「ふふ、良かったじゃん花織」


ギャル2人は友人の恋が実り互いに喜んでいる。

良いな、こうして友人の幸せを祝える関係って。

そしてさっきからずっと無口だった田辺君がそっと僕に話しかけて来た。 


「ねえ…鳴海君…」


「どうしたの?」


「少し…その…相談したい事があって…」


「相談…?」


「僕…好きな人がいるんだ…」


「え…?」


彼のこのカミングアウトが後に大きな出来事に繋がる事になる事をこの時の僕が知るよしもなかった。







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