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2人の僕の寝取り復讐、臆病な僕と何処かで見つけた俺  作者: ムラタカ


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第31話  1年2組

教室に入ると驚いた事に殆どの生徒が顔見知りだった。

中には知らない人もちらほらいるけど殆どが中学時代の元クラスメイトだった。


空音の友達である阿久利未音さんと朝咲花織もいるみたいで3人は早速ワチャワチャと騒いでいる。


「空音〜!会いたかったぞ〜コノヤロ〜!」


「きゃー高校生になってもオネーサンでいさせてねぇ~」


「またアンタ達と同じなの?だるぅ…」


と返しているが嫌そうには見えない。

あれは空音なりの挨拶みたいな物だろう。


そして僕にとってもある意味では顔馴染みと言える人達。

光沢と山中の元カーストトップ男子達。

彼等は僕と目が合うなり驚いた顔をした後目線を外した。

僕は黒圭ではないんだしあの人達と関わろうなんて思わないのだから警戒し過ぎな彼等に少し呆れてしまう。

向こうもあんな感じなら下手に絡んでは来ないだろうし今回は平和に過ごせそうだ。


そして


「あっ!鳴海君も同じ高校だったんだね!」


「うわっ!ボスじゃないすかー!」


「やったぜ!鳴海君がいるならこのクラスは安心だぜ!」


中学生活の最後のほうで仲良く?なった中堅男子グループの人達も登校してきた。

名前はそれぞれ高橋君と矢崎君と松野君だ。


そして。


「はよ〜鳴海君!!」


「おはよう鳴海君〜」


「お…おはよう…」


定時板を見てたから知っていたけど彼女等とも同じクラスらしい。


元カーストトップ光沢グループにいた女子の2人。

佐藤恵さんと渡井茜さんだ。


2人は早速僕に近づくと各々話しかけてくる。


「まさか高校も同じ学校なんて信じらんないねぇ〜」


「コレって運命的じゃね?」


「あ…あははは…」


「じゃね?鳴海君」


「また後で沢山お話しょーね〜」


そんな事を言いながらも2人は去っていくが小声で話てる内容が聞き取れてしまった。


「うーん…」


「どったの?佐藤」


「やっぱりあん時のトキメキを感じないんよね〜」


「あーそれ分かる!なんか山中ボコした時の鳴海君ドチャクソメロかったのに今はフツーよね?」


「でもでもまたメロくなるかも知れないし一応キープしとこ?」


「だねだね、てかメロい鳴海君は私の彼氏だからアンタは光沢とより戻せよ!」


「あ?元から付き合ってねーって言ってんだろ!お前こそ山中どーすんだよ!なんかしけた草食動物みたいになってんだけど?」


「あんなダサい男モーいらないよ!いまはメロい鳴海君一筋なわけ!」



等と話てる。

もはや最後の方はフツーの声量で僕どころか周りのクラスメイトにも聞こえてる始末だ。

多分山中や光沢にも…。


そして隣の席にはやはりこの人。


「おう鳴海、また宜しくな!」


「うん、相田君も宜しく」


中学同様高校でも彼は隣の席の様だ。

まるでラノベかギャルゲーか何かに出てくる親友キャラみたいだ…。

そしてそんな相田君は僕とは反対側に位置する隣の席の住人を僕に紹介してきたのだ。


「で、コイツは田沢葉たざわよう、俺の幼馴染だ」


「どうも…田沢です」


「あ…どうも…鳴海です」


「声ちっけーなぁお前らw」


田沢草。

相田君の幼馴染らしい、一応言っておくと彼は男子生徒だ。

ようって名前や相田君の幼馴染なんて聞けば一瞬女かと勘ぐってしまうが彼はれっきとした男子な見た目をしている。

アレで実は女だったとか言われたら僕はもう何も信じられなくなるかも知れない。


「すまんな、コイツ昔から人見知りでな」


「あ〜うん僕も人見知りだから…」


「お前はこの前大立ち回りして目立見まくってたろ!?」


「あ…いや、あれは…」


その大立ち回りも僕ではなくもう1人の僕である黒圭がやった事で僕は知らない事だ。

やっぱり自分の知らない所で自分がやった事になってる事が増えるのは怖いな…。


「その…取り敢えずよろしくね…」


「あ…うん、こちらこそよろしくね」



何はともあれ僕にとっての新しい学校生活がこれから始まるんだ。

その事になんだかんだ言ったところで実際の所は期待している自分を自覚し、なんとも複雑な気持ちになるのだった。

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