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2人の僕の寝取り復讐、臆病な僕と何処かで見つけた俺  作者: ムラタカ


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第27話  企み


ファミレス行かない?

そんな軽いノリで黒圭は空音に声をかけた。

実際あの男が居るせいで家に入れない。

家庭教師が来る日は決まっているので出来るだけ出くわさない様に圭の家にいくなり友達の家に行くなり対策してたけどまさかこんな事になるとは…。



「ちょっと待ちなさいよ!!」


「どったの?」


「どったの?じゃない!!なんなのよさっきのは!?」


「どれの事を指してるんだい?それは」


「全部よ!」


「まぁ話すからどっか入らない?寒いでしょ?」


「本当アンタと圭って全然キャラ違うわよね…」


そうこう言いながらも空音は黒圭の提案に乗って近くのファミレスに入った。

2人は適当にドリンクバーで飲み物を調達するとそれを案内されたテーブルに運ぶ。


黒圭はメロンカルピスソーダ。

空音はホットミルクココアをカップに入れてテーブルについた。


「………」


「何かな?」


「黒圭も圭と同じ物飲むのね」


「そりゃあな、厳密には同一人物だ、味や女の好みは共通してる。」 


「女の好みは聞いてない!」


圭は大体ドリンクバーではメロンカルピスソーダを選ぶ事が多い。

黒圭も全く同じ物を選んでいるので味の好みは共通しているんだなって発見に謎の感動をする。


「それで…?さっきのは何?」


「俺が寧音に近づいてた事か?」


「それもあるけどいきなり何故恋人宣言なんてしたのよ!」


「学校では実質恋人扱いだろ?何の問題も無い」


「あ…あんたねぇ…」


「まぁ言った理由としてはあの2人の反応を見たかったってのが本音だな」


「本音?」


「あくまで俺の目的はあの2人への復讐だ、俺の見た感じ寧音は圭に、あの男はお前を狙っている」


「うげぇ…言わないでよそんなの…」


「だから俺達が付き合ってるっていったらあの2人がどの程度動揺してくれるのかその加減を見たかった」


「私には今一ピンと来なかったなぁ〜、アンタは何か分かったの?」


「とりま俺達の関係を聞いて寧音はわかりやすい程動揺していた、俺が発露《前に出てる》事も手伝ってかなり焦っていた。」


「そりゃーね、アンタ圭とはキャラが全然違うもん」


気弱で自己評価の低い圭と尊大で自信に溢れている黒圭。

元々気弱な圭を知る寧音には今の圭は違和感しか無いだろう。


「で、最後のあれはなんだったの?」


「あれ?」


「とぼけんな!寧音に近づいて何かしたでしょ!?惚れさせたの?」


「いんや」


「え?違うの?まさか私と同じで効かないとか?」


「いや、手応えはあった、やはり例外はお前だけで他の女には有効らしい。」


「じゃあ結局何したのよ?」


「秘密。」


「はあ!?」


秘密。

つまりは何かしたがそれを空音には教える気はない。

そういう事だ。


「な…何で秘密なの?」


「そんなに教えてほしいのか?なら俺に教えて欲しいにゃん☆ってお願いしてみてくれたら教えてもいいぞ?」


「だるっまぁいいわ、別にどーでも良いし」


「はは、残念」


空音が従わないとわかってるからこそ黒圭はこう言った。

まぁ残念と思ったのは3割程本心だがそれを空音か気付くことは無い、彼女は皮肉としか思ってないのだから。


「あ〜眠くなって来た…」


「え…?」


「外に出てると体力を使うな…やはり…」


「圭に代わるの?」


「俺より愛しの圭君のが良いだろ?」


「茶化すな!……その…」


「何だよ?」


「あ…ありがと……助けてくれて」


「……はっ、どーいたしまして」


そう言い残すと黒圭は奥に引っ込みいつもの圭が出て来た。


「あれ?ここ…どこ?」


「ファミレスだよ」


「へ…なんで?」


後には現状をつかめずただ困惑する圭だけが残された。

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