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2人の話 - 2

ベンチに座る、2人の話です。

そこに2人がいた。

2人はまだベンチにいた。

「いま、ページが開かれたわ。」

2人が話している途中、1人がいきなり言った。

「急にどうした?」

「もしこの世界が小説だったら、ちょうどいいタイミングで最初にこのセリフを言えると思ってるのよ。」

「へ〜。で、そのタイミングは合ってるの?」

「わからないわ。確認する術がないもの。」

1人はそれもそうかと思った。

「じゃあ元の話題に戻すね。」

「わかったわ。じゃあラッパのパからよ。」

そうして、元のしりとりという話題に戻った。


 ◯


1人は家の中で小説を読んでいた。

今日友人に言われたことを思い返した。

もし、小説だったら自分の考えていることも文字で出されているのかなとか、色々。

そして、小説を読んでいる人も、自分の世界を小説ではないと証明できないんだなとも。

「……。」

自分もあのセリフを言って見たくなった。

でも、あのセリフが始まりなら、始まりが2個あるのはおかしいと思った。

だから少しだけ変えることにした。

「──いま、ページは閉じられる。」

意味を理解するのは難しいのか、それすらもわからない。

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