番外編 甲一話 参謀の必要性
呉基地… 3階廊下… 1月22日… 13:11…
「なぁ」
作戦参謀が思いついた様に話を始める。
「どうした?」
「俺らの存在意義ってあるのか?」
作戦参謀が突拍子も無いことを言い出す。
「…お前急に何言い出すんだ?」
航空参謀は作戦参謀の発言に混乱していた。
「いや…参謀ってさ、普通2つ以上の艦隊の司令部にあるべき役職じゃ?」
「「あぁ~…」」
言われてみればそうかもしれない。
参謀長と航空参謀は少し納得した様な顔をしている。
「確かになぁ~」
「艦隊と言ってもたかが 戦隊 だしな」
参謀長は頷き、航空参謀が艦隊規模を考えて納得する。
「だろ?普通だったら一航戦と二航戦が合わさった艦隊の司令部にあるべき役職だと思うんだ」
「「確かに」」
作戦参謀の意見に対して、2人はただただ納得するのみである。
「だったらなんで 戦隊 に参謀が居るんだ?」
「「うーん…」」
作戦参謀の問いに2人は考え込んでしまう。
基地の廊下で、海軍で一番の精鋭艦隊の参謀3人が考え込んでいる光景。
他の人々からしたら異様な光景だろう。
5分後…
5分程が経過した。
3人共まだ考え込んでいる。
「おーい、参謀達~」
「「「!し、司令!」」」
司令の姿に驚き急いで敬礼する3人。
自分より身長の小さい司令に、目線を下げて敬礼する。
参謀達はもう慣れた様だ。
しかし彼女は未だに自分より身長が高い人から敬礼されるのには慣れていない。
「んで、何話してたの?」
「二航戦の参謀の必要性についてですね…」
「あ~ね」
参謀長の返答に対して彼女は激しく頷く。
「司令はどう思いますか?」
航空参謀が彼女に問いかける。
「ん~、艦隊規模的には疑問だけどあって損は無いしそんな深く考えなくていいんじゃないかな~」
「「「は、はぁ…」」」
彼女の回答は意外にもフワフワしていた。
…彼女らしいと言えば彼女らしいのだが。
「深く考えすぎるのもあんま良くないと思うよ~」
そう言い残すと彼女は基地司令室へと駆け込んでいくのだった…。
「…なぁ、作戦参謀」
「参謀長、分かってる。分かってる」
「「「…やっぱ胸でけぇな…」」」
二航戦の男達は胸に弱いのだ。
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