第三十一話 二航戦、西へ
前回のあらすじ:実家から広島へ夜行バスで戻る伊吹と七海。
バスの中で七海は伊吹に対しての敬語を辞めると宣言したのである。
バスが広島に着き、家に戻ると不審者が家の中に侵入していた!
そして、不審者を伊吹が格闘術で制圧した…。
呉基地… 1月12日… 10:24…
まーた尖閣諸島に派遣させられるのか。
まぁ、命令とあれば仕方あるまい…。
「まーた尖閣諸島か」
「でも、今回は…」
「うん」
「「護衛任務!」」
護衛任務だ。
今回、尖閣諸島の島々に建物を建築する事となった。
故に輸送艦を連ねて尖閣へ向かう。
建設するのは小規模の電探施設と水上機基地。
水上機は滑走路を必要としないから、こういう所の防衛には最適である。
護衛する艦隊は第三輸送艦隊。
護衛には二航戦と、第一護衛隊が就く。
総勢20隻の大艦隊である。
「出港って何時だったっけ」
「1300。あっちに到着するのは、3日後の2110頃」
「夜に着くんだね」
「闇夜に紛れて建設…的な感じだよ」
「そんな事が出来ればいいんだけどね」
「出来たら、護衛に空母機動艦隊は使わんよ」
「どうせレーダーとかでバレるし…」
「そもそもの話、建設には時間がかかるからね。一夜で完成させるのは無理がある」
「やっぱりそうだよね…」
「まぁ、命令は命令だよ。やるしか無い」
「そうだね」
「じゃ、乗ろう」
「うん」
蒼龍艦橋… 13:10…
「司令、全艦出撃完了しました」
「了解。輸送艦隊と護衛隊の方はどうだ?」
「第三輸送艦隊は既に出港。瀬戸内海上で待機中。第一護衛隊は我々の出港した後すぐ出るそうです」
「了解。第二航空戦隊、出撃!」
出港後… 瀬戸内海…
「左舷20度!船影確認!輸送艦国東と認ム!」
「あれが例の第三輸送艦隊か」
「はい」
「では、第一護衛隊が来るまで待機」
「はっ!両舷停止!」
「両舷停止」
42分後… 司令官私室…
艦隊は瀬戸内海を西進し始めた。
目指すは尖閣諸島。約3日の航海である。
「~♪」
外には波穏やかな瀬戸内海を行き交う貨物船に旅客船、漁船に巡視船も居る。
そんな中を艦隊は進む。
…輸送艦3隻程度なら、二航戦だけで充分だろう。ましてや戦時中でもないのだ。
攻撃される可能性は低いだろう…。
だが、上としてはこの任務は超重要な任務である。
それ故、機動艦隊と護衛隊の2つに護衛させるのだろう。
「あ~!早く3月になんないかなぁ…」
早く3月にならない物かね。
飛龍の就役が待ち遠しいよ。全く。
3月には飛龍の就役が予定されている。
ホント、早く3月にならないかなぁ…。
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