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愛されるように頑張ります  作者: 魅黎慈
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~ティアの一日~

 

  お城で過ごして数日経った。午前中は日課になっている魔法の修行、術開発をしている。最近できるようになったことは疾風のサイズ調節ができるようになった事だ。小さくすると蹴っ飛ばしそうになることがあり何とかならないかと思って試してみたところあっさりとできてしまった。どうやら元々魔道具にその能力が備わっていた様だった。だったら買ったときに教えといてよ!

  え? 魔道具の力なら修行は関係ないですか? 確かにそうですが好きな大きさにできるようになったのが嬉しかったので報告させて頂きました。

 

  今できるように頑張っているのは空間移動だ。悠翔が空間移動したのを見て是非ともできるようになりたいと目下練習中だがなかなか難しい。

  仮にこの空間移動を使って人を呼び寄せる事ができるか悠翔に聞いてみるとできるとあっさりいわれた。なので私を呼んでみてとお願いしたらやってくれたけど当然の事ながらさっぱり仕掛けが解らない。自分が空間移動することで何か参考にでもなればと思ったけど一瞬の事で無理だった。でも何時か使いこなさせるようになってやる!

  もう一つ新しい術ができるようにと頑張っているのが生き物を眠りに誘う術だ。もしもの時に逃げる時のに使えるのではないかと考えた。こちらは琥珀、十夜、永遠の力を借りている。実際のところどの属性が有効なのか判らないが光と闇と無属性があればできそうな気がするので三人に手伝って貰っている。術が完成すればもちろん一人でできるようになるつもりだ。取り敢えず今はこの二つを新しく使えるように特訓中だ。

  午前中はこんな風に部屋で術のお試しをしないがら過ごしている。


  午後からは暁に出会ってから始めた体を動かしての訓練だ。忍者になるため暁に教わりながら頑張っている。キャンプ生活だと森の中だったため木々があり訓練するのにも都合がよかったがお城の中なので訓練場を使わせて貰っているが障害物などになるものがなくその辺が不便だ。忍者の訓練には疾風と瑠璃にも手伝って貰っている。疾風は一メートル位の大きさに、瑠璃は本来(シベリアンハスキー位)の大きさで一緒に走ったり跳んだりしている。まあ途中で遊びながらになっているのでどれだけ成長できているかは謎だけど。この訓練は体力の都合もあり休憩を挟んでも一~二時間程しかしない。なので何時もは訓練が終わると好きに過ごしているが今日は疾風と瑠璃を洗うことに。

  真っ白な疾風と瑠璃は直ぐに汚れが目立ってしまうのだ。キャンプ生活中は石鹸がなかったので魔法で綺麗にしていただけだが、お城にはちゃんと石鹸があるのでそれを使って二頭を洗う。疾風はタオルを使って洗うだけだが瑠璃はブラシを使うと毛の絡みもなくなり綺麗になる。お湯を掛けて石鹸を流せば体を洗うのはお仕舞い。それぞれ風の魔力で体を乾かす。疾風はそれで終わりだが瑠璃は全身毛で覆われている事と女の子という事でお城の侍女さんに貰ったオイルを塗り込んでいる。すると全身良い匂いがするし何となく毛が柔らかくなった気がする。そして乾燥したらもふもふさせてもらうのだ。あ~、癒される。

 

  この世界には電化製品が存在しないのでテレビを観たりゲームやスマホをして時間を潰すということができない。なので普段は精霊達と遊んだり悠翔にどんな術があるのか聞いたりしているのだが今日はちょっと疲れたのでソファに座っている暁の上に乗っているとうつらうつらしてしまう。抱っこされていると安心できるし気持ちいい。背中をトントンと叩かれているうちにいつの間にか眠りに落ちてしまったようだ。三十分程で目を覚ますとベッドではなく暁に抱っこされたままだった。抱っこしていてくれた事が嬉しくてギューっと抱きつけば“起きたか甘えん坊”と言われた。甘えるのは大好きだ。


  寝る前にお風呂に入る。お城に泊まり始めた初日に一人でお風呂に入ったら浴槽が高くて跨いで入ることができずよじ上って入ろうとしたらものの見事に滑って溺れかけた。それ以来一人で入ることを禁止された。なので今日は暁と入ることに。暁の体は何時見ても羨ましい。マッチョ過ぎるのは苦手だけど暁の体は細マッチョと言うのだろうか。とても好きだ。さすが隠密をしていただけあって見事に鍛えられている。なので一緒にお風呂に入るときはバッチリと視姦させて貰っている。因みに視姦はするが恥ずかしいので腰にタオルを巻いて下は隠して貰っている。

  暁はお風呂に入ると頭と背中を洗ってくれる。もちろん自分で洗えるがやって貰うと気持ちいいのでお願いしている。わたしはお返しにと背中を洗う。

  お風呂に浸かってすることは暁の二の腕を揉み胸板を叩き腹筋を触る。やめろと文句を言われるが気にせずやっている。


  そろそろ眠たくなってきたのでベッドに。泊まり始めた初日には一人で一つのベッドに寝ていたが仲間が増えたので今は誰かと一緒に寝るようになった。一番一緒に寝てるのはやはり暁だ。だが今日は何だか落ち込んでいるように見える王子と寝ることに。何か文句を言っている様だがそんなの聞くわけない。無視して隣に潜り込む。おやすみと言ってくっつくと大人しくなった。うん。誰かにくっついてると安心する。そうしてそのまま眠りに落ちた。



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