新天地で頑張ります(4)
「精霊や魔獣達と契約する時名前を付ける。それによって主従の契約がなされる。因みに俺とソル、ステラも主従の契約をしている。お前も精霊やドラゴンに名前を付けてるから契約してるもんだと思ってたんだが」
「そうなんだ。みんな名まえがなかったからかってに付けただけだったんだけど。だれもけいやくのこと言わなかったし」
「じゃあお前達はこいつと契約してないのか?」
『そうだね。主従としての契約は結んでないね』
「なんで?」
『特に必要を感じなかったからかな』
「今迄はそうかもしれないが これからはそうはいかないんじゃないか」
『そうね。村から広い世界に出たんだしちゃんと契約した方がいいかも』
「けいやくすると何が変わるの?」
「これといって大きな違いはない。ただ離れていてもお互いを感じることがてきるから何かあった時分かるようになるしある程度場所も感知できる」
「そうなんだ。じゃあみんながよければけいやくしてもいい」
『『『もちろん!』』』
「おおかみさんたちもいいかな?」
『うん!』
「疾風はどうする?」
疾風に聞いたのに何故か精霊達が返事した。
『疾風こそ契約した方がいいぞ』
『そうね。今迄は中途半端な契約状態なうえティアの魔力にあてられることもなかったけど、昨日の魔族とのせいでティアの魔力に触れてしまい白いドラゴンとしての力を発揮し始めたからちゃんと契約した方がいいわね』
「ん?白いドラゴンの力って何?」
『『魔力を食べるの』』
そんなの初めて聞いたけど。
「疾風はしってたの?」
『ううん、初めて知ったよ』
「でも魔力を食べるってどうやって」
『昨日魔族と戦ってから少しだけど体から魔力が漏れてるの。それを食べてるのね。って別に普通にご飯を食べるみたいにするわけじゃないけどね。何て言うか吸収してると言うか・・』
『ティアは元々魔力は強かったから。それが昨日の件が引き金になって漏れ始めたんだな』
『でもそれを疾風が食べてくれるから問題なく暮らせるぜ』
「でもそれってけいやくしなくてもいけるんじゃないの」
『契約してないと傍に居ないといけないけど、契約してれば離れてても大丈夫なんだよ』
「もしわたしのまりょくがなくなったら疾風はどうなるの」
『新しい契約者を探すか 今迄と同じ様に肉なんかを食べるかだな』
「そっか。とくにもんだいは起こらないんだね。疾風、けいやくしてもいい?」
『もちろん!僕がティアの役に立つなら嬉しいよ』
「ありがとう、疾風」
ギュウっと疾風に抱き付いた。疾風も首を曲げわたしの頭に顔を刷り寄せてきた。
新しい三人の名前を決めて全員と主従関係を結んだ。
「今日から今までのなかま、友だち、かぞくというかんけいにくわえてしゅじゅうとしてもなかよくしてくれますか」
「火ぞくせいの炎」
『おう!』
「水ぞくせいの海」
『嬉しいよ!』
「木ぞくせいの翠」
『もちろん!』
「土ぞくせいの胡桃」
『はい!』
「風ぞくせいの真珠」
『喜んで!』
「光ぞくせいの琥珀」
『当たり前だ!』
「ドラゴンの疾風」
『もちろんだよ、ティア』
「おおかみの瑠璃」
『お願いします!』
「むぞくせいの永遠」
『はい、お願いします!』
「やみぞくせいの十夜」
『お願いします』
「みんな『『『よろしくね』』』」
これで何が変わったのかは分からないけど離れても分かるのは安心できるよね。みんなけっこう好きに動いてるしね。
因みに瑠璃は目の色から、永遠は銀に関することが浮かばずみんなずっと一緒に居られたらと言う思いから、十夜は黒から夜を連想して名前を決めた。
最後にもう一つ契約を。ううん、約束をしてもらわないと。
「ねえ、暁。名まえを付けることでけいやくするって言ったよね」
「ああ、言ったな。実際に今やっただろ」
「うん。たしかにやったけどもう一人名まえを付けた人がいるの」
「もう一人?今しなかったってことは此処に居ないのか?」
「ううん、目のまえにいてるよ」
「まさか俺のこと言ってるのか?!・・・俺を魔族として契約したいって言ってるのか!?」
「うん?まぞくってけいやくできるの?きょうはしたいの?」
「違う!じゃあ何がしたいんだ!?」
「ごめんね。言い方がわるかったよね。もっとかるくへんじしてくれるかとおもって。しつれいなこと言ってごめんなさい」
「ああ、いや。・・俺こそ大人気なかった。悪い」
「ううん、こっちこそごめんね。もういちどやりなおしさせてほしい。いいかな?」
「・・・ああ」
「暁。あなたはけいやくじゃなくやくそくをしてほしい。これからわたしたちはかぞくだって。かってに一人てどこかに行ったりしないって」
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