第十一話 いざ、混沌の大乱戦へ
このゲームの開発はバトル大好きマン達なので普通にマッチングするし開発であることを隠さないしこの大会にもでてます
イベント当日。
2日に分けて開催されるこのゲーム初めての大型イベント。初日がソロ部門、2日目がチーム部門。
ソロ、チームともにトーナメントとバトルロワイヤルの2形式。
2日ともに連続して行われるため2つ両方の出場はできない。
銀河とともに出るチーム戦はトーナメントに出る。
ならソロ部門は…
「当然、バトロワだ。」
今俺がいるのは待機部屋。ただ他のプレイヤーは一人もいない。
開始まであと5分。
ウインドウを操作し、配信を開始する。
・お、始まった
・期待してるぞー
開始とともに数人の視聴者。嬉しい。
この大会期間の配信は一度見始めるとその人が配信を終えるまで他の人の配信に行くことができない。
所謂ゴースティング対策ってやつだ。
例外として公式配信からのみ来ることができる
・ちなみに一応聞くけど作戦は?
「真っすぐ行ってぶん殴る」
・知 っ て た
・まぁ、そうなるな。
・もっとこう…考えるとか…
「マップもどういう仕組なのかも公開されてないんだ。シンプルに行こう。」
いや、それしか無いじゃん?
・それを思考放棄と言うのでは?
それを言うな。
そうこうしているうちに見慣れたカウントダウンが映る。
5、VR特有のワープの感覚。
4、視界が開ける。眩しさで白く染まる。
3、息を吐き、力を抜く。
2、構える。
1、さぁ、始まるぞ。
0、宴が。
「開幕『アクセル』は無料!!!!!!!!」
・うわ
・節約という言葉を知らんのか
・おちつけ
ハッハァ!知らん知らん!最速で全員ぶっ飛ばしてやるYO!
今更だが、最初にでたのは草原。
障害物がない。
遠距離からの魔法が見やすいが、足場がない。
森…とまでは言わないが多少障害物がないと少しやりづらい。
だからそういう場所を探している。
「『雷魔法・サンダー』」
後ろ飛び
バチッ
・あっぶねぇ!
・これだから…
スレスレェ!
「『雷魔法・ボルト』」
またしてもギリギリィ!
だがこれで相手の魔法は理解した。
『ボルト』は付与系。
『サンダー』は着弾までラグがある。
「俺がやることは一つだよな?」
・あっ
・察した
・切るの早くない?
「こいつの発動後使えなくなるのは2分!その間を耐えればいいだけの話だルォ!?」
「何いってんだぁ?『雷魔法・サンダー』」
「それはもう見切った!」
軽いステップで回避。
さぁ、行こう。
「『超加速魔法・ハイ・スピードブレイカー』!!!!」
・Lets go!!!!!
・あーあ、やっちゃった
・死んだな(相手)
「アッハッハッハ!!!」
笑いが止まらん。
冷静じゃないのが自分でもわかる。
ただ、
やっちゃったからなぁ
仕方ないよなぁ
やるしか無ェよなぁ!!!!!
一歩で懐に潜り込む。そのまま右ストレート。
飛ぶ。二段ジャンプを即座に切り、急角度で蹴りを叩き込む。
そしてぇ…
「もっかい右ストレートォ!!」
頭一発!即死判定!KO!
「WINNER〜風見鳥ィ〜!!!!!!」
・FOOOO!!
・誰目線だよ
・虚しくないの?
「それを言うな…」
まぁ、こんなことしてる場合じゃないな。
〔1stKill!〕
〔あなたはこの大会における最初のKillerです。おめでとうございます。〕
やったぜ。
あ、
足が止まってしまった。
んー…
どうしようか
「その首もらったぁ!」
「首置いてけぇ!」
「俺の最初のキルはテメェだぁ!」
・はい。
・対あり対あり
・負けたな。風呂入ってくる。
「かかって来いよ!!!!全員まとめてぶっ殺してやる!!!!」
・頭ハッピーすぎでしょ
自覚はあるんだからそれ以上言うな…
公式配信では今戦っているプレイヤーの映像と総合キル数が映っており、
それをこの世界におけるYouTuber的な人が実況しています。




