↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/33

12.訪問者

挿絵(By みてみん)


入院中のある日、麗のもとに二人の風変わりな人物が訪ねてきた。


「コンコン」


ドアをノックするそぶりをしながら、金髪の少女が部屋に入ってきた。


「お邪魔していいかな?」その少女は微笑みを浮かべながら尋ねた。


麗は少し驚いて顔を上げた。「どうぞ。」


「私はDr.アルジャーノン。アルでいいよ。」金髪の少女は自己紹介した。「こちらは秘書のマルコ。」


黒いスーツを着たマルコは静かに一礼した。


「麗さん、あなたは少し特別ですね。少し話を聞かせてくれませんか?」アルはまるで友達のように気さくな口調で尋ねた。


麗は戸惑いながらも答えた。「だけどあなたは…どう見ても中学生くらいにしか見えないけど…」


アルは笑いながら答えた。「あぁ、私は病気なんだ。ロワン症候群という、ホルモンが発達しない病気なんだ。だから体の成長が中学生で止まっている。実年齢は…何歳だったかな、マルコ?」


マルコは少し困ったように目を逸らした。「…私の口からは…」


アルは苛立ち混じりにため息をついた。「あぁもう!…年齢を気にする歳じゃないわ!」


「では…74歳でございます。」マルコは静かに補足した。


「まぁそういうことで、麗さん、あなたのことを少し話を聞かせてほしいんだ。いい?」アルは再び穏やかに話しかけた。


麗は少し緊張しながらも、アルの目を見つめた。その瞳には、年齢以上の知恵と経験が滲んでいた。(この人なら…信じても大丈夫かも。)


「分かりました。」麗は深呼吸をしてから話し始めた。「これまでのことと、自分の能力のことを包み隠さず話します。」


アルは興味深げに頷きながら麗の話を聞いた。時折、メモを取るマルコも静かに頷いていた。


「なるほど。もっと遡れば、麗さんは小さい頃どんな子だったの?」アルは問いかけた。


麗は一瞬考え込んだ。「小さい頃は普通で…あ、でも…中学生くらいから、少しずつ変わってきたんです。あ、そういえば…」


麗は中学2年生の時、ある病院へ行った時のことを思い出し始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。