↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【25000PV突破】元勇者、転生聖女として俺を召喚し異世界救います。~惚れた大聖女に転生していました。中身は元勇者のおっさんですTS~  作者: 奏楽雅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

83/94

第83話:俺またなんかしちゃった?

「20店舗の無銭飲食と、5店舗の宝飾品の万引き?」


俺はメルメルクルティエに視線を向ける。

目が泳いでいた。


「…無銭飲食はともかく、宝飾品は持ち主に戻ったのでは?」


「…そこは当店では窺い知れません。ですが窃盗を行いそれなりの被害総額を出した時点で刑罰が発生いたします。罪は変りませんよ」


…そうね。


「売っていただくことは?」


「希少な商品です。ここで値段を付けるよりオークションのほうが、私共は利が大きいと思っております」


「……」


「そうですね、どうしてもと言われるなら…最低でも億をご用意いただければ考えないこともありませんよ」


「「「億」」」サロメさん、エルウィン、メルメルクルティエが声を上げる。


通常の奴隷相場は、だいたい…

子供奴隷が50万〜300万かな、大人まで育つかわからないご時世だし…

一般奴隷が100~500万くらいだな、即労働が可能だし。

戦闘奴隷や技術奴隷が500~2,000万だよな。技術は習得するのにお金がかかるからな。


女性奴隷は容姿や教養によって価格は大きく変動するけど、技能なしなら1,000万位がいいところだろう。それを考えると法外な価格だ。


「億ですか?高すぎませんか?」


「エルフの寿命を考えれば安すぎるくらいですよ

ご用意できますか?」


「それでしたらたぶん」

残価設定で買えないだろうか…


「「えええ!できるの?」」

サロメさんとエルウィンが驚く。


「失礼ですが貴方は?」

俺はスネルという男に役職を聞く。


「失礼いたしました。私この店の店主を務めておりますスネルと申します」


「わかりました、支払いは現金が良いですか?教会発行の手形でも可能ですか?」


「教会の手形?」


「ええ、金額が大きいので…」


「本物であるならば…」


「勿論…

因みに分割にして残価設定とか無理ですよね?」


「なんですかそれは?」


「5年後などに返却してもらうことを条件に100の品を、将来50の価値が残ると見込んで売る方式です」


「何のメリットが?」


「買う方は50で買え、売る方も商品が戻って来るのでまた売れます。

商品によって数年後の価値は違いますので50:50でなく80:20としたりします。

一見ウィンウィンなのですが…

美味しいのは分割払いなんです」


「美味しい?」


「分割にしたら利息が付きますよね」


「つ、つきますね」


「50なら50に対する金利が普通ですが、残価設定の場合は元本の100に対して金利がつくのです」


「ええぇ!50しか借りていないと思わせ、100を借りたのと同じだけ利息を払わせるんですね!」


「そうです!」ホントはちょっち違うけどね。


「ちょっちょっ 、ステラさんステラさん、変なこと教えないでください」

サロメさんが慌ててる。意識してかしなくてかステラさん呼びに。

マリアだったら相当怒られたかな?


***


俺たちは、奴隷商を後にして教会へと向かった。


ひと目エルフを見せてくれと頼んだが、お金を用意してからだといって突っぱねられてしまった。

俺を奴隷だと思って、用立てられるかを本気にしていない可能性もあるが…

うーん。


教会の前につく。


「メルメルクルティエさん」


「なんだ?」


「ちょっと教会でお金を用立てて来ますんで、これ持って待ってててください」


そういって俺は、メルメルクルティエに隷属のギロチンを渡す。


「え?おい、これ!お前どうやって…」


「聞こえなーい」


***


この街は結構大きい、教会もそれに見合った大聖堂だ。


「司祭さんはいらしゃいますか?」


俺は一人で大聖堂に入って直ぐのところにいたシスターに声をかけた。


「失礼ですが、お約束ですか?」

シスターが、私を眺める。


大聖女服は見たことないだろうから、異質なものを見る目だ。


「ステラフィール・ローゼマイヤー。今代の大聖女です。お取次ぎをお願いします」

俺は大聖女のプラチナ・カードを提示しつつそういった。

某ギルドの某受付でもなければこれで身分が証明できるはずだ。


「大聖女?ステラフィール?」


(ん?)


シスターは、俺の手を取ると、膝をついて祈るような姿勢をとった。


(ええええ?)


「あああ、大聖女様。大聖女様!」


(え、なに、なに、何ごと!)


「み、皆さん!だ、大聖女様です。大聖女様がいらっしゃいました」


聖堂内の聖職者全員の視線が俺に集まる。


(え、なに、俺またなんかしちゃった?)



お読みいただき有難う御座います。

評価・ブックマーク・感想・レビューなどアクション頂けると励みになります。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。