表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者、転生聖女として俺を召喚し異世界救います。~惚れた大聖女に転生していました。中身は元勇者のおっさんですTS~  作者: 奏楽雅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/43

第37話:暗殺者

昨日は散々だった。

私、脱いだら凄いのよ。状態が招いた問題で聖女服を脱いだらダメ令が発動されてしまった…

(少しくらい良いじゃんねー)

「ステラ。ムクレてる?」

「そ、そんなことありませんよ」

マリアも気にしているみたいだし…

世界の危機だ致し方ない…


今はギルドの大会議室に通され、説明を受けるところだ。

「昨日は誠に申し訳ありませんでした」

冒頭、ギルド長と眼鏡っ娘が頭を下げた。

ギルド長は、事務畑っぽい細身の人で、苦労してそうな腰の低い人だ。胃のあたりに手を置いている。

(あぁ、顔色から見てもやばそうだ…後で回復魔法を掛けてやろう)


「昨日、隠密理に商人や冒険者に聞き込みを行いました」

「集まった情報を精査した結果…

ハイライト王国内の物流が滞っているそうです」

(林檎のようなもの屋さんで仕入れた情報と一致する)

「正確には物流の流れが一部王都に向かっているようです」

「王都に?」

「はい、向かっている商品リストはお手元の紙に記載しています」

眼鏡っ娘が紙を指し示す。


俺はそれに目を通す。

乾物など保存の利く食料と、根菜が多い…


「また、ハイライト王国内で剣や槍、矢など武器が買われ王都に運ばれている模様です」

(……)

「この街からも、ハイライト王国の商人が剣や槍、矢など武器が買われているようです」


「それって…戦争でも始まるんですか?」

惺が問いかける。


「そのような情勢ではなかった筈なのですが…」


「ハイライト王国のギルドから連絡とか無いですか?」

ギルドは教会と同じで、国に属さない独自機関だ、国の意向とは関係ない情報を持っている筈だと思い、俺は聞いてみた。


「それが、ハイライト王国王都のギルドとは、ここ一週間ほど連絡が途絶えています、ハイライト王国側のリヴァーサイドブリッジのギルドが、昨日も連絡員を送ったと聞いています」

(嫌な予感しかしない…)


「ハイライト王国からの手紙とかは?」

「滞っています」

ギルドは郵便業務も請け負っている。

ハイライト王国からの手紙は規制が掛かっていると見て良いだろう。


俺はマリアと視線を合わせる。


「ギルド長。この情報を至急、ラフィール王国…そうですね、大聖女とシャルロット王女の名で伝えて下さい、たぶんそれで通じるはずです」


「わかりました、至急早馬を出します」


「この会見自体は、秘匿して下さい。

私たちは直ぐに、この街を発ちハイライト王国に向かいます」


「大聖女様。この職員、アリスをお連れ頂けませんか?」

ギルド長が眼鏡っ娘を指差す。


(え?)

マリアもキョトンとしている。

「…なぜですか?」


「ギルドとしても、情報を把握したいのです。この報告を見て嫌な予感がしまして…」

(妥当な考えだが…何故にこの娘?)


「すみません、素性の知れない方は…」

(王族に勇者、貴族のパーティだホイホイ加えられる訳がない)


「こんなんでも、アリスは現軍務卿のご令嬢です」

俺はシャルとエテルナを見る。

二人とも首を振る。知らないみたいだ。俺も知らない。


「私、六女ですし、自領から出たことも無くて…」

眼鏡っ娘がすまなそうに発言する。


「そういえばここって…」

「ああ、軍務卿の領地ですね」

俺の気付きに、シャルも思い出したようだ。この辺の有力貴族の情報は知識として教え込まれるからね。


「しかし、自分の身を守れない方は連れていけません」


「それが、困ったことにこの娘…」


眼鏡っ娘っが、胸を張って、ギルド発行のギルドの印を俺達に掲げ見せる。

(人のカードは信じないくせに)


「この娘、レッド・カードでして…」

「私、Sランクです」


「「何ですって!」」マリアとシャルがビックリ。

「なにー!」煌が椅子から摺り落ちる。

「そんな…」俺も言葉を失う…

「「「?」」」ラフィール勇者勢は意味がわからない。へー凄いなー程度だろう。


ギルドSランク、上にはSSランクもいるがそれは世界で一人、大聖女と同等だ。

Sすらごくごく僅かな人間が到達出来るレアランクだ。

レッド・カード…

退場ではない、してほしいが…


「なんで…?」

マリアが声を絞り出す。


「勇者因子を持っている様でして…」

勇者の子孫を指す言葉だ。稀に隔世遺伝で発現することがあるらしい。


「なんでそんな人がギルドの受付を?」

俺は聞かずにいられない。


「冒険者に飽きたそうです。でもギルドとしては手放したくなく…」


「ここだと、強い人と結婚しやすいと聞きました。貴族は嫌なので」

テレテレしてる。


「それで、不勉強な職員が出来上がったと?」

煌が代わりに聞いてくれた。


「酷いですね…申し訳なかったと思っています」

直ぐにシュンとする。


「で、でも、もう馬車に空きが無くて…」

(女の子が七人になってしまう)


「どんな場所でも大丈夫ですよ、一週間くらい起きてられますし」

(そうはいってもな)


「ちなみに、ジョブはなんですか?」

(魔法使い系はもうお腹いっぱいだ)


「アサシンです」

(は?)


お読みいただき有難う御座います。

少しでも面白いと思っていただけたら、どうか★をお願いいたします。

作者が折れないため是非ご協力ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
なるほど…ここでアサシンが登場するのか…一体この後どうなるんだ((o(´∀`)o))ワクワク
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ