ミカヅキアタル
「お前は·····」
「そう、ミカヅキアタルです。」
「父さん?」
「そうだ、タケル。私がお前の父親だ。」
僕はショックを受けた。目前の人物は、ワイシャツにネクタイをして、無精ひげを生やしている。眼付きは、柔らかく、精悍な顔立ちだ。
「どうしてお父さんがここに?」
「私はドルチェの国で働いている。」
「どうして帰ってこないのですか?」
「お前が成人したら分かる····」
「······」
「丁度いい。シモーヌ、お前が、チャリオット勝負をしろ。」
「お父さんが?」
「そうですか、喜んで受けます。」
「·····」
「タケル、私と勝負だ!」
「3日後に、勝負をする。いいな·····」
僕はショックを受けたままだ。
どうすれば·····
次の日、チャリオットに会いに行く。
「チャリオット、お父さんに会えたよ。」
「そうですか。」
「チャリオットはいつも冷静だね。」
「そうですね。魂を吹き込まれていますが、機械なので」
「そっかあ。永遠の旅かあ··前に、この青いチャリオットを使っていたのは誰だったの?」
「それは謂えません。」
「どうしても?僕は君と友人なのに···」
「はい。いつか謂う時が、来るのだと思っています。」
「そっかあ。」
「それで、どういう状況ですか?」
「実は、お父さんとチャリオットの勝負をすることになったんだ。」
「そうですか、ミカヅキアタルは、優秀なパイロットです。」
「そっかあ。」
「世界一の時もありました。」
「!!そうなんだね」
「正直勝つのは厳しいか、と。」
「·····」
「でもやらずに、逃げるのは、イヤですよね」
「そうだよ」
「分かりました。共に戦いましょう、タケル。」
「うん!」
いよいよクライマックスです。5部は7月中に発表が始まる予定です。本読まなきゃ。




