↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
89/110

南のダンジョン 入り口

「ここが南のダンジョンか」

「ああ、そうだ。ほら、門番がいる」


 俺はクラッドの案内に従って、一番近くにあった南のダンジョンに来ていた。

 他のダンジョンと違って入口は広大で、クラッドの言う通り、何か巨大な魔物がいた。


 前世で見たことがある。

 あれだ。スフィンクスだ。

 身体が紫色をした、毒々しいスフィンクスがダンジョンの入口を守っていた。


「門番までいるなんて、さすがダンジョンコアのあるダンジョンだな」

「そんなに余裕で大丈夫か? 門番はかなり強いぞ。場合によっては不可思議な魔法でこっちを混乱させてくることもある」


 俺はスフィンクスがこちらに気づいたのを察知しつつ、グッと腰を沈める。


「あれは攻撃したら跳ね返してくるとか、幻惑魔法を使うとかあるのか?」

「跳ね返しはないが、幻惑魔法の類を使うはずだ。ヤツの口から発せられる言葉を3秒以上聞いたらかなりマズイことに」


「3秒もあれば十分だ」


 俺は飛び上がり、巨大なスフィンクスの頭部目前に迫る。


 スフィンクスが目を見開いた。


 けれど何か対処しようとしても、もう遅い。


「そいや!」

「──ッ!?」


 飛び回し蹴り。

 ただの一撃。しかし、レベル999の一撃だ。


 パァンッ──と小気味良い音が鳴って、スフィンクスの頭が吹っ飛んだ。


 身体が溶け、粒子となって消えていく。


「……お前を心配するだけ損だったな」


 近づいてきたクラッドに俺は笑みを向ける。


「入口が開いたぜ」

「見りゃわかる」


 スフィンクスがいなくなったことで、ダンジョンの入口が勝手に開く。


 こうして俺たちはあっさりとあっけなく、ダンジョンへ入ることに成功したのだった。


「本当に、バカみたいな強さしてるな」

「でも無敵じゃない」


「……魔王か」

「ああ。魔王となら、俺が求めている勝負ができる。だから、これぐらいはな」


「リクド、魔王より強いヤツがいるとしたらどうする?」

「最高だなと思うんじゃないか? それで敵対するなら戦うし、そうじゃないなら手合わせ願うし、まあ遭遇してから考えるかな」


「そうか。それもそうだな」

「よし、行こう。クラッド」


「おお」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。