↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オジさんに恋した三神さん ~45歳の鉄壁インフラエンジニアは、25歳ギャルからの恋心を「システム障害」と言い張って認めない~  作者: Jin-生-Kaiki
要件定義2:『親心』への逃避と、サーバー室での管理者権限(スーパーユーザー)移行

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/39

Logfile_033:公式なセッション確立(初デートの約束)

 「……というわけで、ついに!!御八代さんを完全攻略しましたーっ!!」


 終業後。あたしは莉奈と栞を会社の近くのカフェに引きずり込み、興奮冷めやらぬ様子で報告会を開いていた。


 「マジで!?あのラックドンからの逆ハグ!?ミソラ、あんた本気でやり手すぎでしょ!」


 「すごいよミソラちゃん……!ついに御八代さんが、自分の感情のバグを『仕様』として受け入れたんだね」


 栞も感動したように両手を合わせて喜んでくれた。


 「うん!もう親心とか年齢差とか、変な理屈で逃がさないからね。これからは堂々と『彼女』としてインフラチームに乗り込んじゃうんだから!」


 あたしが意気込んでいると、テーブルの上のスマホがブルッと震えた。

画面を見ると、社内の連絡網から交換していた御八代さんの個人アカウントからのメッセージだった。


 (えっ、御八代さんからLINE!?)


 慌てて画面を開く。そこには、スタンプや絵文字が一切ない、まるで仕様書のようなガチガチの長文が届いていた。


 『三神さん。本日のサーバー室でのインシデント(合意)について。

 次回の休日に、正式なセッション(デート)を確立したいと考えている。

 行き先の要件定義については、俺に一任してもらえるだろうか。

 君のUI(服装)に合わせて、こちらで最適なルーティングを構築する。

 承認いただける場合は、応答(Ping)を求む。』


 「……ぶふっ」


 あたしは思わず笑い出してしまった。


 「ど、どうしたのミソラちゃん?」


 「ちょっと、これ見てよ……デートの誘いなんだけどさ……」


 画面を見た瞬間、莉奈と栞も腹を抱えて笑い出した。


 「何これ!仕様書!?デートの誘いに『合意』とか『要件定義』とか使う人初めて見たんだけど!」


 「ふふっ……でも、御八代さんなりに、すっごく真剣にミソラちゃんを楽しませようって考えてくれてるのが伝わってくるね」


 「でしょ?本当に、不器用で愛おしいオジさんなんだから」


 あたしは笑い涙を拭いながら、キーボード(画面)を軽快にタップした。


 『承認(ACK)!楽しみにしてます!

 あたしのUIは可愛い系でいくので、完璧なルーティング期待してますね!』


 送信ボタンを押す。


 これまでは一方的なエラーとすれ違いばかりだったけれど。


 ここから始まるのは、互いのプロトコルを少しずつ理解し合う、甘くて不器用な『運用フェーズ』だ。


 あたし、三神ミソラ・25歳。

 45歳のインフラエンジニアのオジさんと、最高の恋、始めます!


 






オジさんに恋した三神さん


ここまでお目を通していただいた読者の皆様

大変ありがとうございました。


とんでもなく不器用なオジサンとめっちゃポジティブなミソラちゃん。

二人のやり取りはいかがだったでしょうか?


もし、この作品を気に入って頂けたなら幸いです。


オジさんに恋した三神さん

今後の展開はどうなるのか……

これで完結なのか……




またどこかでお会いしましょう


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。