# 第47話 自分の名前を、自分で書けるようになりたい
ストックがソロソロ尽きてきたので1日1話投稿にします(他作で予約投稿ミスが最近多いからとかではない!断じて!!!......決して.................
髪を切った翌朝、俺が昨日使った道具を片づけていると、背後から妙に長い沈黙を感じた。
振り返ると、リシェルが仕事分けの板を両手で抱えて立っている。鶏や薪、畑を表す絵。その横には、それぞれ誰が担当するか分かるように七人が自分で決めた印が描かれていた。
「どうした?」
「お父さん」
「ん?」
「これ」
リシェルが自分の印を指差す。
最初は一本だけだった線に、その後いくつかの線が増えている。本人にしか意味が分からない部分もあるが、リシェルのものだということは七人全員が知っていた。
「私の印」
「ああ」
「でも、私の名前じゃない」
「……そうだな」
「名前って、書ける?」
「ああ」
答えた瞬間。
「書けるの!?」
近くにいたフェルナが飛んできた。
「お前、聞いてたのか」
「聞こえた!」
「ラグナも!」
薪を持っていたラグナまで家へ入ってくる。
「名前書ける!?」
「ああ。文字を使えばな」
「もじ?」
ユラが首を傾げ、その後ろからセレスたちも集まってくる。
いつの間にか。
七人全員。
俺の前に並んでいた。
「……仕事は?」
「あと!」
フェルナ。
「先に名前!」
「鶏は?」
「餌終わった」
ノエル。
「薪は?」
「途中!」
ラグナ。
「途中なら終わらせろ」
「名前見てから!」
どうやら。
朝の予定は。
少し変わりそうだった。
◇
考えてみれば。
七人に文字をきちんと教えたことはなかった。
数字のようなものは、物を数えたり保存食の日を覚えたりするために簡単な印で教えている。だが、生活の中で文字そのものが必要になる場面はほとんどなかった。
山には店もない。
手紙も来ない。
看板もない。
今まで優先したのは、火の扱い方や食べられる植物の見分け方、怪我をした時の対処や天候の読み方だった。
それで困らなかった。
でも。
七人はもう。
自分の箱を持ち。
自分の印を決め。
自分で仕事を分けるようになった。
「そろそろ教えてもいい頃か」
「今日!?」
「今日全部は無理だぞ」
「なんで!」
「文字はいっぱいある」
「どれくらい!?」
「いっぱいだ」
「それ昨日も聞いた!」
「便利なんだよ、この答え」
「ずるい!」
フェルナが頬を膨らませる横で、リシェルだけは別のところが気になったらしい。
「文字を覚えたら」
「ああ」
「何でも書ける?」
「言葉にできるものなら、大抵は」
「考えたことも?」
「書ける」
「忘れたくないことも?」
「ああ」
リシェルの目が。
明らかに変わった。
「覚える」
「お前は好きそうだな」
「全部」
「一日では無理だ」
「じゃあ毎日」
「……まあ、少しずつな」
◇
朝の仕事を終えてから、八人で机を囲んだ。
用意したのは薄い木の板と、書きやすいよう細く削った炭。
「最初は」
俺は板へゆっくり文字を書いた。
七人が。
一斉に。
覗き込む。
「これ」
「ああ」
「なんて書いたの?」
セレスが聞く。
「アルド」
「…………」
七人。
俺を見る。
板を見る。
また俺を見る。
「お父さん?」
ユラ。
「そう。俺の名前」
「これが、おとうさん?」
「正確には俺の名前だな」
フェルナが。
板へ顔を近づける。
「全然お父さんに見えない!」
「文字は似顔絵じゃない」
「髪ない!」
「だから似顔絵じゃない!」
「丸もない!」
「ユラの印と比べるな」
笑いが起きる。
けれど。
七人とも。
すぐまた文字へ視線を戻した。
今まで。
音としてしか知らなかった名前が。
目の前に形として残っている。
それが。
珍しいらしい。
「じゃあ」
ミレアが。
小さな声で聞く。
「私たちも?」
「ああ」
◇
まず。
セレス。
俺が板へ名前を書く。
「セレス」
「これが?」
「ああ」
セレスは。
しばらく。
自分の名前を見ていた。
「変な感じ」
「何が?」
「ずっと呼ばれてたのに」
「ああ」
「見るの初めて」
「そうだな」
指で。
文字をなぞる。
「これ、お父さんが決めた名前?」
「ああ」
「私を拾った時?」
「少ししてからな」
「どうしてセレス?」
「……それはまた今度話す」
「秘密?」
「秘密じゃない。ただ七人分始めたら今日は文字の練習できなくなる」
「確かに」
納得が早い。
「書いてみるか?」
「うん」
炭を渡す。
セレスは。
俺の文字を見ながら。
一画ずつ。
慎重に真似した。
形は歪んでいる。
大きさも揃っていない。
それでも。
「できた……?」
「読めるぞ」
「ほんと?」
「ああ。セレスだ」
「…………」
セレスが。
自分で書いた名前を見る。
少しだけ。
口元が緩んだ。
「もう一回書く」
「好きにしろ」
◇
「次フェルナ!」
「はいはい」
「大きく書いて!」
「名前の大きさは変わらないぞ」
「でも大きい方が強そう!」
「名前に強さを求めるな」
板へ。
フェルナ。
と書く。
「これ!?」
「ああ」
「長い!」
「名前が長いからな」
「セレス姉よりいっぱい!」
「そこ競うところじゃない」
「勝った!」
「勝ってないよ」
セレスがすぐ訂正する。
「じゃあ書く!」
フェルナは。
炭を握った。
「待て」
「なに?」
「そんな握り方したら――」
ぼき。
「…………」
「…………」
炭が折れた。
「折れた!」
「言う前に折ったな」
「弱い!」
「お前が力入れすぎなんだ」
「ラグナじゃないのに!」
「私ならもっと折れる!」
「自慢するな!」
新しい炭を渡す。
「今度は優しく」
「必要なだけ?」
「それ、ラグナから完全に移ったな」
今度は慎重に。
一本目。
曲がる。
二本目。
なぜか妙に大きい。
三本目。
板の端へ近づく。
「入らない!」
「最初を大きく書きすぎた」
「どうする!?」
「小さく書き直せ」
「名前ちっちゃくなる!」
「ならないよ」
ミレアが笑った。
◇
ラグナは。
案の定。
炭を一本折った。
「…………」
「何も言ってないぞ」
「まだ一回!」
「一回でも折った」
「次は折らない!」
今度は。
指先を妙に固くして。
慎重に書く。
「…………」
「肩に力入りすぎだ」
「力抜いたら線弱くなる」
「文字は強く書けば強くなるわけじゃない」
「また強いだけじゃ駄目?」
「ここでもそれだな」
「難しい!」
それでも。
最後まで書いた。
「ラグナ」
俺が読む。
「ほんとに?」
「ああ」
「これラグナ?」
「ああ」
すると。
本人は。
さっきまでの苦労を全部忘れたように笑った。
「書けた!」
「書けたな」
「強そう?」
「だからそこから離れろ」
◇
ミレアは。
一番ゆっくりだった。
何度も。
俺の書いた文字と。
自分の線を見比べる。
「そこ、少し違う」
「ここ?」
「ああ。でも読める」
「じゃあ直さなくてもいい?」
「気になるなら直せばいい」
「…………」
ミレアは。
一度書いた線を。
無理に消そうとはしなかった。
その横に。
もう一度。
最初から書く。
「こっちの方が好き」
「なら、それでいい」
「最初のは?」
「失敗だと思う?」
「ううん」
少し考える。
「一回目」
「ああ」
「じゃあ残す」
昔なら。
間違いを。
すぐ消したがったかもしれない。
今は。
前より。
少しだけ。
自分の途中を嫌がらなくなった。
◇
ノエルは。
文字を書くより。
形を見る方に夢中だった。
「これ」
「ん?」
「セレス姉にもある」
「何が?」
自分の名前の一部を指差す。
次に。
セレスの名前。
「同じ形」
「ああ。同じ文字だ」
「同じ音?」
「そう」
「じゃあ」
今度は。
フェルナ。
ラグナ。
ミレア。
並べる。
「同じの探せる?」
「探してみろ」
しばらく。
無言。
「あった」
「早いな」
「こことここ」
「正解」
「文字って」
ノエルが。
面白そうに。
七枚の板を見る。
「いっぱいあるけど、同じの使う?」
「ああ。組み合わせる」
「虫の足跡みたい」
「どういう例えだ」
「同じ形、別のところにある」
「……まあ、似た見方でもいいか」
「面白い」
今日。
一番長く座っていられるのは。
もしかすると。
リシェルではなくノエルかもしれない。
◇
ユラは。
自分の名前を書いてもらうと。
しばらく声を出さなかった。
「ユラ」
「これ?」
「ああ」
「みじかい」
「そうだな」
「フェルナより?」
「短い」
「ラグナより?」
「短いな」
「…………」
「嫌か?」
「ううん」
小さく首を振る。
「かける」
「そうか」
炭を持つ。
ゆっくり。
一つ。
次。
最後。
「できた」
「見せてみろ」
かなり。
曲がっている。
最後の文字は。
少し潰れている。
でも。
ちゃんと読める。
「ユラだな」
「…………」
「どうした?」
「わたし?」
「ああ」
「わたしが、かいた?」
「ああ」
「…………」
嬉しそうに。
何度も。
自分の名前を見る。
「おとうさん」
「ん?」
「もってていい?」
「その板?」
「うん」
「ユラのだぞ」
「はこ、いれる」
「いいんじゃないか」
「たいじ」
また。
宝物が一つ。
増えたらしい。
◇
最後。
リシェル。
「もう覚えた?」
俺が聞く。
「少し」
「まだ自分の名前書いてないぞ」
「でもみんなの見てた」
「なるほど」
俺が。
リシェル。
と書く。
彼女は。
一度だけ。
じっと見る。
そのまま。
隣へ。
書き始めた。
「…………」
セレスが覗く。
「速い」
「形、覚えた」
「全部?」
「たぶん」
書き終える。
少し違う部分はある。
でも。
最初とは思えない。
「お父さん」
「ん?」
「読める?」
「ああ。リシェル」
「じゃあ」
もう一枚の板を取る。
「何する?」
「お父さん」
「俺?」
「書く」
そして。
さっき俺が見本として書いた。
アルド。
その文字を思い出しながら。
一つずつ。
再現していく。
「……よく覚えてたな」
「見てた」
「読める?」
「アルド」
「ああ」
リシェルが。
初めて。
自分で俺の名前を書いた。
◇
「フェルナもお父さん書く!」
「ラグナも!」
「私も」
「ノエルも」
「わたしも!」
始まった。
「待て待て。一人ずつだ」
「お父さんの名前いっぱい!」
「俺を増やすな」
「七人書いたら七人のお父さん?」
「一人だよ!」
セレスが笑う。
「じゃあ」
フェルナが。
何か思いつく。
「セレス姉書く!」
「私?」
「うん!」
「じゃあ私フェルナ」
「ラグナは?」
「ラグナ!」
「自分じゃん」
「まだ一回しか書いてない!」
「ノエルはユラ」
「わたし、ノエル」
「ミレアは?」
「リシェル書こうかな」
「じゃあ私はミレア」
リシェル。
あっという間に。
七人で。
互いの名前を書く練習へ変わった。
◇
「違う!」
フェルナの声。
「セレス姉これ!」
「似てるよ」
「違う!」
「読めるから大丈夫」
「ちゃんとセレス姉がいい!」
「文字は私そのものじゃないよ」
「でも名前!」
「じゃあもう一回書けば?」
「書く!」
ラグナは。
自分の名前を。
もう四回書いていた。
「どうして自分ばっかり?」
ミレアが聞く。
「一番覚えたい!」
「他の名前は?」
「あと!」
「フェルナみたい」
「違う!」
「似てる」
ノエルは。
ユラの文字を見て。
「短い」
「うん」
「覚えやすい」
「うん」
「ノエルも短い?」
「ユラより長い」
「じゃあユラ勝ち?」
フェルナ。
「何の勝負?」
「短い勝負!」
「勝負じゃない」
◇
昼になっても。
七人は。
なかなか板から離れなかった。
「飯にするぞ」
「もうちょっと!」
フェルナ。
「ご飯」
ユラは立つ。
「早いな」
「おなかすいた」
「文字より飯か」
「あとで、またかく」
「それが正しい」
結局。
食事には全員集まった。
食卓でも。
話題は文字。
「お父さん」
セレスが聞く。
「全部の物に名前ある?」
「大抵はな」
「それ全部書ける?」
「ああ」
「鶏も?」
「書ける」
「薪も?」
「ああ」
「家も?」
「ああ」
「ご飯も?」
「書ける」
「熊!」
ラグナ。
「書ける」
「石!」
フェルナ。
「書ける」
「羽」
ノエル。
「書ける」
「おとうさん」
ユラ。
「さっき書いただろ」
「もういっかい」
「何度でも書ける」
すると。
リシェルが。
食卓の上を見回した。
「全部に文字つけたら」
「ああ」
「何か分かる?」
「読めればな」
「じゃあ」
少し考える。
「誰もいなくても分かる?」
「…………」
「例えば」
リシェルは。
薬草の棚を指差す。
「これは何に使うって書いたら」
「ああ」
「お父さんいなくても分かる?」
その質問に。
俺は。
少しだけ。
答えるまで時間がかかった。
「分かるようにできる」
「…………」
「文字ってのは」
俺は七人を見る。
「その場にいない人へ、考えたことを残すのにも使える」
「いない人?」
ユラ。
「ああ。後で読む自分でもいい」
「明日の自分?」
「そう」
「忘れた自分?」
リシェル。
「それも」
「…………」
やっぱり。
リシェルには。
かなり刺さったらしい。
◇
午後。
早速。
リシェルは。
仕事分けの板へ。
自分の名前を書こうとした。
「絵やめるの?」
セレスが聞く。
「両方」
「なんで?」
「まだみんな読めない」
「そっか」
鶏の絵。
その横。
ユラ。
ノエル。
「書けた?」
「たぶん」
「お父さん」
「見せてみろ」
「どう?」
「読める」
「じゃあ残す」
「明日も同じ仕事とは限らないぞ」
「消さない」
「じゃあどうする?」
「明日の板、別にする」
「板増えるぞ」
「…………」
そこで。
初めて。
新しい問題に気づいた顔をした。
「どうする?」
「自分で考えろ」
「うん」
楽しそうだ。
◇
夕方。
七人の箱の表にも。
変化があった。
昨日まで。
それぞれの印だけだった場所。
そこへ。
今日覚えたばかりの。
自分の名前を書く。
「フェルナ!」
本人が読み上げる。
「ちょっと曲がってるけどな」
「フェルナ!」
「読める読める」
「ラグナも!」
「読めるぞ」
「セレスは?」
「ちゃんとセレス」
「ノエル」
「合ってる」
「ミレア」
「ああ」
「ユラ」
「読めるぞ」
「リシェル」
「合ってる」
七つの箱。
七つの印。
そして。
七つの名前。
「お父さん」
ユラが。
箱を見ながら。
嬉しそうに言う。
「もう、まちがえない」
「印だけでも間違えてなかっただろ」
「でも」
名前を指差す。
「これ、わたし」
「ああ」
◇
夜。
寝る前になっても。
何人かは。
まだ板を持っていた。
「暗いところで書くなよ。明日目が疲れるぞ」
「あと一個!」
フェルナ。
「何書いてる?」
「お父さん!」
「さっきから俺ばっかりだな」
「できた!」
「見せろ」
板を受け取る。
「…………」
「どう!?」
「惜しい」
「どこ!?」
「最後が逆だ」
「お父さんじゃない!?」
「読めなくはない」
「やり直す!」
「明日にしろ」
「今!」
「寝ろ」
「明日忘れる!」
「忘れたらまた覚えればいい」
「…………」
少し考え。
「じゃあ明日!」
布団へ入る。
以前なら。
忘れることを。
もっと怖がったかもしれない。
でも今は。
忘れても。
また覚えられる。
分からなければ。
聞けばいい。
そして。
今日からは。
忘れたくないことを。
文字に残すこともできる。
◇
「お父さん」
暗くなってから。
リシェルが。
小さな声で呼んだ。
「まだ起きてるのか?」
「一個だけ」
「何だ?」
「名前」
「ああ」
「お父さんがつけた?」
「そうだ」
「七人とも?」
「ああ」
「私が大きくなっても?」
「名前は変わらないな。自分で変えたければ別だけど」
「変えられる?」
「まあ、絶対に変えちゃいけないものじゃない」
「…………」
「変えたいのか?」
「今は変えたくない」
「そうか」
「だって」
暗闇の向こうから。
リシェルの声。
「お父さんが最初にくれた、私のものだから」
「…………」
「箱より前」
「ああ」
「髪を選ぶより前」
「ああ」
「何も持ってなかった時から?」
「そうだな」
「じゃあ」
少し間が空く。
「大事」
「そうか」
「でも」
「ん?」
「自分で書けるようになった」
「ああ」
「今は」
リシェルが。
少し嬉しそうに。
「自分でも持てる」
その言葉に。
俺は。
しばらく答えられなかった。
◇
名前は。
俺がつけた。
まだ。
七人が。
自分で何かを選ぶことすら難しかった頃。
呼ぶために。
区別するために。
そして。
一人ずつ。
ちゃんとここにいるのだと。
俺自身が忘れないために。
つけた名前だった。
今では。
セレスも。
ラグナも。
フェルナも。
ミレアも。
ノエルも。
ユラも。
リシェルも。
自分の名前を知っている。
呼ばれれば振り向く。
名乗ることもできる。
そして今日。
初めて。
自分の手で。
その名前を書いた。
「お父さん」
今度はユラ。
「なんだ?」
「わたしも、なまえ、すき」
「ああ」
「おとうさんも?」
「好きだぞ」
「七人?」
「全員」
「いちばん?」
「またそれ始めるのか」
別の布団から。
「フェルナも聞きたい!」
「寝たんじゃなかったのか!」
「起きてた!」
「ラグナも!」
「お前もか!」
暗かった家が。
また騒がしくなる。
「誰の名前が一番!?」
「順位はない!」
「なんで!」
「名前に順位つけるな!」
「じゃあ一番長い!」
「今度は何の勝負だ!」
こうして。
七人が初めて文字を覚えた日は。
結局。
自分たちの名前の長さを比べるという。
何の意味もない勝負で終わった。
それでも。
寝床の近くには。
七枚の板が。
大事そうに置かれている。
少し曲がって。
少し歪んで。
まだ。
上手とは言えない文字。
それは。
七人が初めて。
自分自身を。
自分の手で書いた日だった。
毎日投稿の作品数多くて正直どれがどの時間か管理出来なくなり始めましたごめんなさい




