従魔登録
ギルドマスターの部屋から受付に戻ってきた。
私はすぐに受付に向かった。
「ユーナ様ですね。ギルドマスターから話を伺っております。」
「こちらの用紙に従魔登録をしたい魔物の種族を記入して下さい。」
ゆーなさんの正確な種族が判らないのでキマイラと記載しておいた。(ステータス上はキマイラ表記だし)
「・・・え?」
受付の人の顔が引きつっている。
「少々お待ち下さい。」
受付の人は外に行ってしまった。
「時間が掛かりそうだし、この街の宿とかを聞いてくる。」
そう言ってカルティエさんは女性の冒険者達の方へと向かって歩いていった。
数分後、受付の人が戻ってきたと思ったら
「もう少々お待ちください。」
と言って今度は奥へと去ってしまった。
また数分が経ち戻ってきた。
「大変お待たせしました。登録を受理致します。此方は従魔の証になります。お好きなのをお選びください。」
あれ?お金掛からないんですか?
「本来は掛かりますが、ユーナ様、カルティエ様に無礼を働いたこちら側のお詫びとの事です。」
あー、入った時に絡んできた人たちの事ですね。
私もカルティエさんも気にしてないし、何なら1番の被害者はゆーなさんに甘噛みされてた人ではないかと思う。
「カルティエさん、宿をとりに行きましょう。」
「そうね。景色が楽しめる温泉があるそうだからそこに行きましょう。」
カルティエさんが、冒険者達に聞いた宿を目指す事にした。
「本当に良かったんですか?」
ユーナを担当した受付の人が呟くと隣にギルドマスターのエル・リラが現れた。
「いいんじゃ。野放しにするより監視や管理できる方が良い。
あの子は無自覚じゃが、キマイラを従える事が出来るのは魔王だけじゃ。つい先日、新たな魔王が誕生したと神託があったと言うが・・・まさかの。」




