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ファーストリアの冒険者ギルド

セコンドルドで一泊し目的地であるファーストリアの街を目指す。


ファーストリアの街は王都ゼロストに次いで大きな街らしい。


「もうそろそろ着きますよ。」

カルティエさんは幼少の頃に社交の為に王都まで旅をした事があるらしくファーストリアまで最短で行ける道を覚えていた。

暫くすると門が見えてきた。

「娘の2人旅か?それに変わった馬だな・・・。」

ゆーなさんは馬ではない、キマイラだ。

(バレたら大騒動になるので変な馬で通しますけど。)


「実はな、ロゼリア女王陛下とバイモ近衛騎士団長が来ている。」

へー女王陛下の名前はロゼリアなのか。


「え?ユーナ知らないの?」

父様も母様も村の人達は、何故か女王陛下と近衛騎士団の話をしていた事がない。というより意図的に話さなかったような・・・。


「田舎の平民は知らない奴もいるし気にする事は無いさ。冒険者ギルドは入ってすぐのとこにある。絡んではこないと思うが、一応気を付けろ。」


門番の人の言う通り門を通ると最初に見える建物は冒険者ギルドだった。


冒険者ギルドのドアを開けようとすると・・・


「変な馬やお嬢様たちがくる所じゃないぜ?」

いきなりデッキブラシの様な髪型の男が絡んできた。


男がゆーなさんの頭を軽く叩くとゆーなさんは男の頭を甘噛みした。

「痛っだぁあ〜」

男が叫ぶと、中から冒険者らしき人達が次々と出てきた。

「防御特化のタンクの職を持つ守護のガーティが痛がってるだと!?」

あの人、異名持ちのタンクなんだ。


「てめーらやりやがったな!」

冒険者達は仲間意識が強いらしくこちらに怒号を向けてきた。

その姿は冒険者ってよりチンピラだ。

「そこまでだ!馬鹿者共め。普段から言っておるだろう、見かけで判断してはならんと。」

建物の中から可愛らしい声と共に少女が出てきた。


「ワシの名はエル・リラ。ここのギルドマスターじゃ。」

え?あの女の子ギルドマスターなの?


「久しいな、クラレアンス・リトーナ令嬢、初めまして、得体なしれない娘御よ。」


「お久しぶりです。エル様。」

カルティエさんは貴族の挨拶をしていた。



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