目が
トライアリア領、ノービス卿の屋敷に連れて行かれ
「準備は良いな?」
ここまで案内をしてくれたおじさんが小声で私達に確認をし
それに対して私達は頷いた。
「親方様、私で御座います。クラレアンス様をお連れしました。」
「そうか、入らせろ。」
扉の向こうから返事があった。
「失礼致します。お前たち、早く入れ!」
カルティエさんを何度か見て
「何故、タワワなメロンがなくなっているんだ!?」
と突然叫んでいた。
カルティエさんは隣でプルプルと震え涙を流していた。
何、この状況・・・。
「親方様、もう1人の少女についての説明をしても宜しいでしょうか?」
おじさんが、咳払いをして主人であるノービス卿に伺った。
「おお、そうだ。其方の普通の町娘は何者なのだ?」
「普通の村娘で御座います。」
「平均的な町娘・・・む?もしや、偽装が施されているな?私の鑑識眼は殆どの隠蔽を誤魔化すことはできん。覚悟しろ!」
偽装がバレた!?
どうしよう?
「こ、これは・・・・ギャァァァァァ!」
え?
ステータスの隠蔽を突破した領主は目を押さえて転がり出した。
「どうしました!?親方様!?」
叫び声を聞きつけたのか、部屋の外にいた見張りが入ってきた。
兵士達は私に武器を向けている。
「何をしたの?ユーナ?」
「何をしたんだ嬢ちゃん?」
何もしてませんよ?
「辞めろ・・・その方に何もするな・・・。
おい、どこでこの方に出逢った?」
目を抑えながらノービス卿が兵士達に武器を下ろす様に命じている。
「リトーナでございます。シスターと共にいたのでお連れいたした次第でございます。」
「その令嬢はノーファの・・・それに・・・。」
何かを言いかけてノービス卿は酷くおびえてしまった。
「と、とにかく、オーエン卿と神殿関係者には絶対に知られてはならぬ!」
と思ったら大声で喚き出した。
「それは無理かと思いますよ?」
妙に色っぽいシスターが部屋に入ってきた。
この感じ、もしかして師匠?
「正解です☆」




