神による転職2
「それであの方の師匠が何の用でしょうか?」
カルティエは目の前の人物が(一応)ユーナの師匠で(一応)女神なので敬語で話すことにした。
「貴女に用がありまして、そうですね・・・【聖女】に興味はありませんか?」
【聖女】とは癒しの力と聖属性の魔法を極められる職業で、カルティエの憧れの職業である。
「誰の弟子になるのでしょうか?」
「いいえ違いますね。貴女が【聖女】になるんです。表向きの推薦人はある場所にいる、最高齢の【聖女】の方ですね。逸材がいないので代わりに私が決めても構わないとの事なので。」
何故私なのだろうか?カルティエは考えた。
「これから先ユーナちゃんと旅をするかもって娘に力を与えるのは当然です☆」
ユーナと旅をしたら面白そうだが、正直悩んでいる。
リトーナで家族や兄貴と過ごすのも悪くはない。
それにリトーナには協会の関係者がいなくなってしまう。
「【聖女】になればリトーナにも貢献できますよ?旅に出るなら代わりは私がどうにかしましょう。転職しても旅に出る出ないにしても別にどちらでも構いません。転職する際は呪いが掛かります。正規の手続きを踏まないので・・・。」
「どんな呪いでしょうか?」
「F89がB72になる呪いです。他には言葉遣いが丁寧になる頻度が高くなる等です。【職業神】にしか転職を出来なくなるも付きますね。」
カルティエには1番最初の意味がわからなかった。
他のもかなりのデメリットだ。
神殿に行っても転職が出来ないのは手痛いが、カルティエは憧れの職業に就けるからと覚悟を決めた。
(旅に出るかは別として)
「何かの数字が動く事だけは解りました。お願いできますか?」
「合意と見てよろしいですね?はい、今から貴女は【聖女】です。もう、朝ですね。それじゃ〜お元気で☆」
夢から覚めると、いつもより肩が軽くなっていた。
「おはようございます。カルティエさん・・・。あの・・・何で服が脱かけて・・・あ・・・」
ユーナは何か気まずそうだった。
恐る恐る胸の辺りを指さした。
カルティエは自身の胸の辺りを見た。
減っていた。
「何でこうなったのよ!」
カルティエは絶叫してた。




